KITA 2008/2/28 (Thurs.) 23:41:36
この話に出てくる、親しい間柄だとその相手との間によく「短期流行り言葉」というかギャグみたいなものが生まれる、というところの描き方が、すごくさりげなくていいです。
そしてたとえ極地で野外に裸で緊縛放置されるはめになってもいつも顔や会話はどこか冷静な二人がかっこいいです。
この話に限らず、ほぼ何があっても、特に単なる肉体的ピンチの場合なんかでは意地でも余裕、いつでもキョトンと猫みたいにポーカーフェイスなところが原作(特に初期)のダンディズムだと思いますけど、そこがすごく好きです。
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Re:アレって何だ?
MIYAGI 2008/3/2 (Sun.) 10:24:12
KITAさん、こんにちは。
私はこの話を一番最初に読んだとき「アレ」って「あのこと」だとすぐわかっちゃったヤツです(笑)所長のなんとも悔しそうな顔がオツです。
この次元さん、一見ポーカーフェイスっぽいんですが、ちょっとばかり「不愉快」のニュアンスも感じられるのは机を隔てた向こうの状況のせいでしょうか。
冒頭の帽子をとってルパンに「えへへへ」笑いを浮かべながら挨拶する次元さんは、やたら愛嬌がありますよね。原作初期の次元さんはホントに表情がルパン並みに豊かだなと思っています。
ところで鬼土さん考察を読み返して一つ思い出したことがありました。
中坊の頃、クラスメイトに
「友達、選んでんのぉ?」
と、真顔で聞かれてドン引きしたことがあります。
当時ウマが合って親しくしていた友人たちが揃いも揃って「成績優秀で性格も温厚で漫画好き」だったんですが、こちらとしては「選んでる」などという意識はこれっぽちも無かったので「そんなことないよ」と即答しました。
「友達を選んでるヤツ」って当時はえらく「計算高い嫌な性格のヤツ」と同義に思えてちょっとショックでした。八方美人的に誰とでも仲良くできるタイプではなかったので、誤解されたのかもしれません。
鬼土さん、もしかしてルパンと親しくしていたせいで同業者に嫉妬されて非常に不愉快な思いをしたことが多々あったんじゃないでしょうかね。その怒りの矛先をルパンに向けてしまったとか。
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Frozen 次元
KITGA 2008/3/3 (Mon.) 22:33:41
MIYAGIさんこんばんはこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
確かに表情はいろいろ豊かなんですよね。自分が「キョトン」「シレッ」系が好きなせいで、おそらく目に自分勝手なフィルタだかバイヤスだかがかかっていて、シラっとしてるところばかりが目に飛び込んでくる・印象に焼きつくんだと思います。すみません。バスター・キートンが好きなせいもあるかも知れません。笑いも悲しみも抑えているほど印象的・効果的に感じられてしまって。
無表情だと見る方の考え方が反映されたりいろいろ想像できて面白いですしね。MIYAGIさんが次元の絵を不愉快そう?と仰ってくださったように。
波紋を呼ぶ鬼土ちゃん問題(笑)。
しかしそのクラスメイトさんの質問はいかにもちうがくせえですねえ…。人の交友関係にはどんなに親しくても余計な口出しはしてはならんと思いますが、ヒトはいっぺんには大人にはならないんだからそんなこと口に出す時期があっても仕方ないのかも知れません。
ホントはそのコは「MIYAGIちゃんの友達ってみんな素敵だね、いいな、お友達に恵まれてて」って言いたかったのでしょうかね。
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自分のHNを
KITA 2008/3/3 (Mon.) 22:34:56
間違うな!発音できないし!
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↑上記はもちろん自分で自分宛です。
KITA 2008/3/4 (Tue.) 01:34:24 /118.6.211.102
乱れてしまい、すみませんです。
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KITGA・・・じゃない、KITAさん
コルト 2008/3/5 (Wed.) 01:18:55
>乱れて
いや、セルフつっこみ受けました(笑)
それにしても描くの早いですね…!(尊敬)MP先生の線を整えながらもペンの勢いが失われてないとこに、改めてアナログ画の良さを実感します。
KITAさんが言われるように、この話って仲のいい者達同士が子供のように内輪の流行り言葉や隠語で遊んでるみたいで生活感リアルです。判ってないのに判ったふりをして、笑って誤魔化すってのもよくありますよね〜(笑)ギャル語や2ちゃん言葉を理解できず、それでも娘や部下と話を合わせようとする世のお父さん方とかにも、こういう事って多そう(笑)最後にきてやっと「アレとはなんのことだ」とマジメに尋ねてるルパンが可笑しいです。本当は気になって仕方なかったんだろな^^この話はそういうさりげない日常のバカバカしさを、到底日常的とはいえない極寒の北極で、しかも銃撃戦の最中にやっている、というとこが妙味です。原作って「過激な場面ほど人物はふっと力を抜いてる」というように、まんまストレートにしない「非対称」「倒置法」の美しさがありますね。
ところでこの原作はとにかく「寒さ」がやたら伝わってきました。今思うとこれも、北海道出身のモンキーさんだったからこそのリアルさだったのかも。
〉鬼土ちゃんバージョン
こちらこそ勿体ない位の感想、ありがとうございます(感涙)・・・実はあれから何となく「2」を読み返してたら、また違うバージョンが出てきまして;(またかよ!)というのも私、鬼土ちゃんを憎まれ役ばかりで演出してしまって、何か解釈一方的で可哀そうにもなってきまして。「1」から「3」まで鬼土の想いはルパン方向に向いてますが、普通に考えると絶対マイナスイメージなんですよね。そんな鬼土ちゃんを果たして「いい人」として書けるのかどうか、どうしても試してみたくなったのです。一度鬼土ちゃんをルパンと対等な「大人」として書いたらどういう解釈になるかと・・・しつこくてごめんなさい(> <) でも、いづれまた違うバージョン出てくるかもしれない(苦笑)
◇
(※2010年:小説部屋に移転アップ予定)
◇
これで少しは「鬼土ちゃん好き」派さんが増えてくれるだろうか…(^_^;
〉MIYAGIさん
うーむ。私の場合も微妙に鬼土ちゃん考察と似た経験あります。その・・・自慢みたいに受け取られると非常に困るのですが;私のちゅーぼーの時の綽名は「天才」でした(ド爆笑)学校ってコンクールとかによく作品とか出すでしょ。それによく選ばれてどういう訳か色々賞をもらってたんです。実際は、自分の苦手な部分(理数系や体育系)を上手く隠してただけだったんですが、お陰で変に目立ってまして。何を勘違いしたのか級友からは神格化されて遠巻きに眺められるわ、嫉妬受けてやたら陰でネチネチ嫌味いわれるわ、本当は失敗もしたいし適当に悪い子でいたかったのですが、今さらその姿を壊せなくて(父親が警察官で、そのブランドイメージを子供に過剰に期待してた)、バカ正直に親の期待に沿う「虚像」を守る為頑張っておりました。それでもなんとか「出来る奴」のイメージを崩したいと、わざとおちゃらけて抵抗してみたり^^;疲れて困りはて母親に「天才なんていわれたくない。そんなんじゃないのに」と相談すると「それ自慢?嫌味?」とまともに聞いちゃあくれねえ。いい加減「虚像」にくたびれたちゅーぼうの私は、その後しばらくウツで拗ねてしまい、愛想のない、人に壁を作った人間になってしまいましたとさ(単純)今はちゅーぼーの時期は青い思い出と過ぎてますが。
うおおっと、柄にもなくおセンチングになっちまったぜ。いけねえいけねえ。まあ世の中にはとんでもない勘違いもあるもんだなと^^;ちなみに今の私の綽名は「変人」ですが、これは「実像」なので大変気に入っとります(笑)
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ああ、いかん。
コルト 2008/3/5 (Wed.) 01:39:46
×殺せと命じられたのはルパンであった事
○ルパンが自分の元に、復讐に向かっていることを
前の下書き部分が修正されずに残ってた。こっちも乱れとります。
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アレ問題も深いな、ときこう本を今頃
KITA 2008/3/5 (Wed.) 13:12:18
読んだ私は思いました。
コルトさんコメントありがとうございます。
>まんまストレートにしない
で思い出したのですがコンテンツ内でコルトさんがときどき仰ってることですけど私もBGMがシーンそのままじゃないの、大好きです。
80年代後半にやたら流行ってたデビッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」では、スゴイ銃撃戦のバックが「ラブレタース」なんですよね。
ラブレタース:
http://jp.youtube.com/watch?v=lH8pdIEG2js&feature=related
私もがんばって銃撃戦のBGMを考えて「瀕死の白鳥」はどうだ!と思いついてみましたが、やっぱり狙い過ぎで素人丸出しですわね。動画のほうは歌ってるケティ・レスターさんがすごくかっこいいのでぜひどうぞです。
鬼土ちゃん子供いたのか…(苗字が心配。でもやっぱり「鬼土」は業界名なんだろうな)
モンパチ先生が「作風を変えないために結婚しない漫画家もいる」と仰ってましたけど…殺し屋のくせに大事な人間がいる矛盾を「自分勝手」で終わらせず感情に訴えるズルもしないためには相当に悩みそうだ…。
でもすんごく見たいです。
いや〜鬼土ちゃんコワかっこいいですね。
最初の方でザコAに死んでもらうシーンが必要ですね。
「ひいぃっ…」「クックック…オレは何もしてないぜ?お前が勝手に引き金を引くんだからな」みたいな〜。
目撃者も「ヤツは指一本相手に触れていまへんでした」と証言。
銭形もクッソーの完全犯罪ですね。
次元の自爆シーンは相当な場面になりそうですね。
ああ自分の手がコントロールできなくなってひきつる緊迫声が聞こえてきそう。
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それはいい
コルト 2008/3/6 (Thurs.) 03:23:39
>最初の方でザコAに死んでもらうシーンが必要ですね。
確かに!鬼土ちゃんの、相反する冷酷さと愛情の両面を描くには絶対その前にとことん、冷たさを描いておかなければ。その能力と、衰えつつある力の描写も。銭さんをそこに持ってくるのはいいですね^^いつもいつも「まてーーるぱーーん」じゃなくて、ちゃんと警官としての役目で動いて欲しいです。
人間って不思議ですよね〜。家庭ではやさしい親だったりするのが、極限状況の戦場ではストレスもあるのか、凄い残虐になってしかもそれを楽しんでたりもしますからね。同じ人間でも環境によってこうも変われるという、その面白さ(というと語弊がありますが)興味深い部分を描いてみたかった…というのがありまして。ちなみに鬼土ちゃん、娘2歳には偽名を使ってるという妄想設定です。女の子で鬼という名は可哀そうだな。鬼土ちゃんカッコイイですか、嬉しいです^^
>ラブレタース
好きだわ〜こういうの。どの洋画で見たか忘れちゃったんですが、確か水爆か原爆のシーンにムーディなジャズを流した作品がありました。それがかえってゾッとしましたね。
音楽もそうですが、絵もまんまでない方がいいですね。悲しい時に笑ったり、怒ってる時に無表情になったり、そういうのって日常よくあるんで、まんまに表現しなくても状況に感情移入出来れば十分観てる側もキャラの本音はつかめると思うんですよ。そこまで説明的にしなきゃ判らない訳じゃないんですが。
そういや多分携帯サイトで使われてる絵だと思うんですが、こないだ描き下ろしの不二子の絵をたまたま目にしたんですよ。その表情というのが「アダルトビデオの見過ぎじゃないの?;」と思えるほど、如何にもなエロ顔だったんです。こんな顔させないとスタッフは色気が伝わらないと思ってるのかと幻滅しました。キャラに媚を売らせるという趣味の悪さも嫌なんですが、「まんま表現」というのは、内容をより伝えようとすると、どんどん過剰表現になるしかなくて、キリがないんじゃないかと思ってます。やりすぎはリアリティ消えて嘘くさくもなりますしね。
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Re:アレって何だ?
発砲酒 2008/3/8 (Sat.) 23:43:32
今頃のコメント失礼します。モンキー・パンチの原作画そっくりのタッチですね。ラフでありながらも女の脚ラインはとても綺麗。
鬼土のサイドストーリーも面白い!KITAさん作画で見てみたいです。
モンキーさんは足フェチだと思う(^^)
コルト 2008/3/9 (Sun.) 09:24:46
お久しぶりです、発砲酒さん。お陰様でルパコレさんでは素敵な絵を楽しませて頂きました。コメント、最初のメールでしか出来なかったですが、発砲酒さんの原作初期絵もいつもながら見応え充分で、明るいテレコム画風の「銭湯シーン」も、新ルで叶わなかったアイデアを絵で実現させて頂いたみたいでした。鬼土ちゃんサイドストーリーも、こんな一度に沢山、長文であげてるのに読んで感想頂けて嬉しいです。原作って妄想膨らませればドンドン色んな観方が出てきて面白いですね〜^^
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ばんざーい\(^o^)/
KITA 2008/3/9 (Sun.) 17:26:51
■発砲酒さんへ
↑発砲酒さんにこんなこと言われたら……嬉しすぎです……ところでなんで原作初期は……てんてんを6つもうつんでしょう……!!
■コルトさんへ
ゆうべはお疲れ様でしたvおめもじしてないですけど、会場でこの中にコルトさんや皆さんがいるのね〜とドキドキしてました。
モンパチ先生がお元気そうでなによりでしたね〜。
銭さんはルパンがらみと知らなくても重大事件では現場にきてますものね。「プレイ・メイト」ですとか。
でも鬼土ちゃんによるトリッキーな殺人事件(しかも被害者も犯罪界のヒト)には、犯人としてじゃないにしてもうっすらルパン臭も嗅ぎ取ってくれそうですよね。
以前BBSに書いてくださった方でゴエモンも出てきてたし、全員でてきた。\(^o^)/
>如何にもなエロ顔
え〜。アエギ顔みたいのでしょうか。不二子がかわいそうですね。
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銭さんお仕事中
コルト 2008/3/11 (Tue.) 13:17:46
「WANTED・クラブ」の銭さんもそうでしたしね。ルパン達と関わりない事件現場にいることで、ルパン達とは違う、彼なりの日常生活の匂いが感じられて興味深いです。銭さんとルパン達との間に見える……距離感が……心地いい!!(と、私も表記を原作初期風にしてみました)
>BBSに書いてくださった方でゴエモンも出てきてたし
本当だ、全員出てきてる^^KITAさんが上手い事銭さんの登場シーンも作って下さったし。
鬼土の母親、死んだんじゃなく「資産家で福祉活動もやってるエリートに惚れられ結婚する事になり、鬼土と別れて邪魔な子供を捨てた」の方が面白いかなあ。鬼土は自分の立場もあるから彼女を責められない。鬼土も最初は子供は邪魔で、殺人催眠で殺そうと思ってたのが次第に心惹かれるようになり、それと共に殺人催眠にも切れがなくなって「引退しよう」と決意したとか。鬼土は別れた妻への対抗心からも、自分の力でこの子を普通の生活で幸せにしてやるんだ、と燃えていたとか。その方が彼の「ネズミをやめる」という動機が自然にみせられるかも。牧師は鬼土の事情を知っていて子供を外国に連れていくが、連れて行った先はもしかすると、この子の母親のところだったのか、もしそうならこの子は幸せになれるんだろうか、という余韻を残しつつ、結局二人がどこに行くのかは判らないという。
>エロ顔
18禁美少女ゲームと同じ表情してます。目線がねっとりしてる感じ。18禁ゲームは最初からそういう意図で作られた物だから気にならないけど、あの表情だけピックアップして公式でやられると浮くなあ。
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