KITA 2008/6/8 (Sun.) 20:12:11
そんなわけで旧ル第4話「脱獄のチャンスは一度」のラストです。
・・・画像と関係ないのですが、今「先手必勝コンピュータ作戦」のラストを見ていたんですけど・・・「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」のそれぞれの声、ホップの山田さん、ジャンプの大塚さんはいかにも「らしい」のですが「ステップ」の声が・・・こ、小林さん?
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Re:NICE GUY LUPIN
発砲酒 2008/6/8 (Sun.) 23:35:47
先レス失礼します。
このシーン大好きです。それまでのシリアスなストーリーをも笑い飛ばすかのようで。BGMもいいですね。このシーンを見ると二人はフィーリングで繋がってるんだなぁとか思ってしまいます。
>「先手必勝コンピュータ作戦」
ぼくも耳を疑ってしまいますが、さすが小林さんという事なんでしょうか(笑)。
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Re:NICE GUY LUPIN
KITA 2008/6/9 (Mon.) 20:40:00
発砲酒さんコメントどうもありがとうございます。
本当に素敵なラストシーンですよね。とにかく再びルパンが笑ってて、自由になって、見ている自分もわかりきらないまでもとりあえず毎回うれしくなります。うれしいんですけど少し泣きたくなります。本当名作ですね。
「ステップ」は昨日初めて「な、なんだ?」と思ってしまいました。おそらくPC+イヤホンで視聴したせいだと思います。今までも散々笑っていたのに、そういう風には気づきませんでした。本当、プロはすごいですね(笑)
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Re:NICE GUY LUPIN
KITA 2008/6/10 (Tue.) 02:14:32
あ、BSアニメ夜話来ますね
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Re:NICE GUY LUPIN
コルト 2008/6/10 (Tue.) 22:02:44
コメントのたびに「出張から戻りました」と書いてる気がするけど、茨城から帰ってきました(苦笑)
このシーン、携帯カメラのソフトフォーカスが、モノクロなのに滲んだ夕焼けの暖かな効果を感じさせます。連続して動きを並べると、よりあのラストの印象深さが蘇りますね。
下に書いた
>一度目より二度目、二度より三度目。和尚以外にも(笑)徐々に登場人物達に感情移入が出来るように
というのは、このシーンも含まれます。簡単ですが、小学4年〜6年の間に、どういう心境の変化が起こったかが此方↓
●最初は、和尚の秘められた俗っぽさと派手好きに『聖職と言っても、本音はこんなもん』的に笑ってました。幼いころから「清く正しく美しく」的な建前教育に胡散臭さを感じてたから、人間味のある本音が好きだったんです。可愛げのない子供でした;
●次にいいな、と感じたのは春になって蝶に微笑むルパン。それまでは単純に「春になった。1年過ぎた」だったのが「こんな目に1年間あってても、美しい蝶に微笑む心のゆとりがあるんだ」と、その気持ちがカッコいい、と思えるようになり「あれ。自分、心が大人に変わってきたのかな?」と感じ始める^^;
●ルパンを死刑にしたいけど、脱獄して欲しい銭形。最初は「ツンデレだな」くらいだったんだけど「そうか、こいつはルパンの力を尊敬してるんだ。敵である人間を尊敬してちゃ隠し通すしかないだろう」と、彼の本音を言えない辛い立場が判るように。
●ルパンにタバコをせがまれ、見つめ合う次元和尚とルパン。はじめはあの静かな無言の間を「別れを惜しんでる間」と感じてたのが、やがて「信じてるぞ」「ありがとう」という心の会話が聞こえるように。
●ルパンの脱獄に「やったあ!」と飛び出す銭形。見るたびに、段々こっちまで「さすが俺の見込んだ男だ」と銭形と同じ気持ちで嬉しくなってくるように。
ここまでが小学生の頃の感想の変化。下は結構最近変化した感想…。
●不二子のワルサー。単なる形見、というんじゃなく「ルパンだと思って、ずっと肌身につけてたんだろなあ」と。(気付くの遅すぎ;女性への感情移入には時間がかかるらしい)
でも、KITAさんの描かれたこのシーンだけは、最初から「いいなあ」と思ってました。財宝がこっぱみじんに吹き飛んでるのに、二人とも何もかもが痛快で嬉しくて、財宝なんかもうどうでもよくなってるような笑いとじゃれ合いが気持ちいい。
ルパンの、プライドが高くて言い出したらきかない頑固なとこは自分の欠点と酷似した部分でもあるので、子供の頃は微妙な気分でした。当時己の同じ欠点に自己嫌悪してたので。でも今では彼の気持ちに共感出来ることが素直に嬉しく思えますね。
>「先手必勝コンピュータ作戦」
この作品の設定、今の時代だと完璧にずれるんですがルパンとゴードンとの人間性の対立が面白くて好きなんですよ。「ステップ」・・・何度聞いても小林さんの声とは思えない^^;誰か別の方が入れたんじゃないの?と勘ぐってしまう私は、お二方と違ってひねくれ者なのかも(苦笑)
>BSアニメ夜話
あちこちで話題になってるので今になって気づいた次第です。私BS見られないんで・・・とほほ。
本が出たら買いたいですね。新鮮な視点から解説して欲しいです。「カリ城」では「水の演出」に焦点絞って考察されてたのが、とても面白かったので、そんな感じで。個人的には作品演出以外に、キャラの人間性や人間関係を深く語って欲しいなあ。
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ちょっとピンボケ
KITA 2008/6/11 (Wed.) 03:29:33
わーいコルトさんお帰りなさいませ。コメントありがとうございます。自分で言ってるそばから足長すぎました。
二人で肩どつきあってました。勢いあまって次元が転びかけていました。今はこうやってじっくり見られるというわけですね・・・。
>ステップ
そうですか?こんな変声だったらむしろ逆に出せませんか?物真似ノリで。なんて思ったりしまして。
心境の変化ありがとうございますm(__)m
蝶が飛んできたときのシーンは音楽のストリングスがまるで人の声が歌っているようで切なくなります。
私は超原始派で感覚だけで、やっぱりとてもコルトさんのようにきちんと言語化できませんが・・・まあ見ていての気持ちの変化はだいたい物語の言いたいことに沿っているようなのでいいかな、なんて。
ほんと、小判は吹っ飛んじゃいましたが、そんなの小さいというかどうでもいいこと・・・
第4話でこんななんて、しっかりしっかりそれぞれの人間像ができているんですねー。
別れの儀式までかました不二子・・・。
この話の不二子は人の気持ちを理解することができず正論を吐く役というか、少し自分中心思い込み系というか、絶対必要な役割ながらちょっとかわいそうかもとか思います。でも美しいから痛い人ではない。
ところでGvsRって、「5人の人間関係を崩さないこと」に抵触してるんじゃないのかなと思います。
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Re:NICE GUY LUPIN
コルト 2008/6/11 (Wed.) 10:40:36
>こんな変声だったらむしろ逆に出せませんか?物真似ノリで。
なるほど。それもあるかも。
私が何故、こんなこと思ったかというとですね、実際キャラに別の方が声を入れた収録現場に居合わせた事があるからなんですよ。「ちびまるこちゃん」某話で、ブー太郎が居眠りしてるシーンのいびきの声、別の方が入れてるんです。その日ブー太郎役の方、台詞がなかったので現場にいなくて、収録中声が必要な事に音響さんが気づいたんです。で、その現場に居合わせた方で一番声が似てる人に、いびきの声を入れて貰ったんですね。そういう事もあるから、これもそれと似たパターンかな、と勘ぐっちゃったわけなんです。
「ホップ、ステップ・・・」のシーンは、なくても話が通じるアドリブ的な台詞だから、全体の収録が終わった後、後から思いついてつけ足しで入れたものじゃないかとも思ったんです。例えばその時コバキヨさんは次の収録現場がある為、先に失礼して既にいなくて「まあ一言だけだから」と他の方にお願いしたのではと…。収録中、忙しい声優さんは現場を掛け持ちしてて先にそのキャラが出るシーンから録音したり、出番が終わるとすぐいなくなったりもするので。考え過ぎかもしれませんが(笑)
>この話の不二子は人の気持ちを理解することができず正論を吐く役
ああ、確かにそうですね。視聴者側の正論的な目線の代弁者役。必要にして的確に計算されてますね。それも一番自然に見える方法「男はロマンで女は現実を見る」という対峙法なので、わざとらしい説明台詞にならずしっくりくる。つくづくあの作品のキャラ演出は見事だなあ。
>GvsRって、「5人の人間関係を崩さないこと」に抵触してるんじゃないのかなと
そうなんですよね…。それ以外でも色んな部分で抵触しまくってると思います。「キャラの人物設定は変えない」というのもそうですしね。キャラがやってる内容見てみると絶対やらせちゃ不味い事やってますもん。ルパンが一般人を集団洗脳して犯罪社会に引き込むのもそうだし、特に次元が一般人の子供に対し、本物の銃に安易に興味持たせるような無責任な物言いをするシーンには思わず「やめろ」と呟いてしまいました。
掲示板にも書いたけど、監督はキャラの内面じゃなく、自分の主張を背負わせて、それでキャラを動かしてるから、こういうおかしな事になってるんだと思います。全キャラ、監督が個人的に言いたい比喩の代弁キャラになっちゃってる。
このOVAの場合は監督の「メッセージ性」に傾倒し過ぎて本来のキャラ性が不在になってしまった感があります。というか、元々キャラ構築自体存在せず、視聴者に『今までのルパンの中から赤でも青でも好きなの選んで、どれでもルパンと言えばルパンになるんだから皆で好きにキャラ作ればいい』と丸投げしてる気も…。それは視聴者が趣味で勝手にやることで、創造者が「創造した物を提供する」という自分の仕事を放棄しちゃいけないだろう、と思うんですが。
宮崎監督でも吉川監督でも作品にメッセージ性はありますが、それでもキャラが迷走せず人物像がしっかり伝わるのは「作品遺伝子」と「座標軸」をしっかり押さえてるからじゃないかな、とも思います。
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Re:NICE GUY LUPIN
KITA 2008/6/12 (Thurs.) 00:47:45
先手必勝・・・は、なるほど確かにSEだけでもOKはOKなんですね。
「うーん、なんか物足りない」
「なんか言いますか」
「なんて言おうか」
なんて流れが浮かびました。
「てりゃー」「オラー」「うらぁー」(←これじゃリンチ)
やっぱり今の、「あら、こんなところに丁度いい踏み台がv」みたいなノリが一番いいですね。
やっぱり、アノ小林清志さんが!みたいに思いたい気分もあるわけですが、代役さんの可能性ありということもわかりました。
蝶はなぜ牢にわざわざ入ってきてルパンの頬にとまっていくのか(キス?)、なぜルパンは微笑みかけるのか。季節の移り変わりとコルトさんの仰る通りもあり、あとありがちかも知れませんけど蝶は不二子だと思いました。チェロがきれい。(しつこい)
不二子ちゃん役回り部分、例によって変な文をご理解くださってうれしいです。ありがとうございます。
掲示板はもちろん拝見しておりました。(hawkさんのブログ、おもしろいですね!)
GvsRは監督さんが事前にものすごくネタをばらしていたので、見る前から既に見てしまったような気分でした。
そういう方多かったんじゃないですか。大筋はわかってしまったので見せ方とか展開だけ見ようみたいな。
ばらされたネタの数々はあまり私にはおもしろいと感じられず…。おかげで見る前に心の準備ができてよかったですけど。
監督さんはものすごく外側の人、と感じました。
ご自分はあくまで実世界のご自分のまま、ルパンたちはただのコミックあるいはアニメのキャラクターのまま、全然物語の中に入ってこず、ルパンコンテンツ群をざーっと見て、よし、わかった、ってそれで作られたような。
もしもそうだとしたらそれで作れるのか?というか、それは許されるのか?と思っていたのですが…。「何でもアリ」だけを適用されたの?
コルトさん、ご多忙のところ更新等おつかれさまです。お体に気をつけて
などと書いていたら日記を見つけました。(ちびまるこちゃんエピに読み覚えがあるので、探してうろうろしていました)
>単式ホーム1面1線の地上駅である。 屋根、壁のあるベンチがあるのみ。
よくぞご無事で!お体に気をつけてもなにも…。本当におつかれさまでした。
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