Oebilog2

[105] 闇を見据えて
[105] 闇を見据えて

MIYAGI 2007/10/13 (Sat.) 03:22:03
 
こんにちは。再度お邪魔させていただきます。レイヤ機能付きのオエビは便利ですね。機能の一部しか使ってないカンジですが、面白いです。
漫画家、東城和実画集のイラストの剣を持ったえらくかっこいい男子がツボだったので、ポーズの参考にしました。
当初、五右衛門さんにしようかと思ったんですが、ルパンに剣もたまにはいいかとこのように。
 
最近、ル中さんのオエビで池本さんが描いていらした白ジャケ原作ルパンのイラストを見て、「そういえばまだ白ジャケルパンって一度も描いたコトないな」と思い、やってみました。ついでにネクタイの色も変えちゃいました。
前回の次元さんと同じく自己流顔ですが、ドシリアスルパンだと、こんな調子で描いてます。
 
それにしても、テレスペのルパンの信号機配色は直す気ないんでしょうかね…。
 
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Re:闇を見据えて
池本 剛 2007/10/13 (Sat.) 13:09:42
 
ルパンが日本刀を使う場面って何度か無い事は無いですけど、こんな感じでシリアスに刀を構えるルパンってのは目新しくていいですね。ルパンの真剣な殺陣ってのも見てみたかった(過去形)ですね。
 
※ついでなので此処でコルトさんに私信
以前、PARTIII下敷きと同一の図案として、ネット上で拾った番宣ポスターの画像を貼りましたが…何の事は無い、あの番宣ポスターはPARTIIIムックの織り込みポスターの端っこに掲載されてました。改めてポスター部分をわざわざ開いて眺める事は皆無に等しいので、すっかり忘却の彼方になってました(苦笑)
 
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私も見てみたかったです
MIYAGI 2007/10/13 (Sat.) 14:24:44
 
池本さん、コメントありがとうございます。私もルパンの殺陣って見てみたかったです。至極かっこいいものになっていたのではないかと思います。やっぱり旧ルで見たかったですね。「五右衛門の仇討ちに斬鉄剣を構えて敵と対決するルパン」なんてシーンがあっても良かったような気がします。
本来、五右衛門以外にはその威力を十分に引き出せないはずの斬鉄剣ですが「真剣モード全開」のルパンならもしや、五右衛門さながらの見事な殺陣を拝ませてくれたのではないかと思います。
 
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剣豪ルパン
コルト 2007/10/14 (Sun.) 02:50:02
 
このルパン、白背広なのがいかにもヤクザ映画風味でいいですね。血を思わせるバックの赤もそれっぽくて。
 
東城和実さんの絵をネットで調べたんですが、MIYAGIさんのオリジナル絵って、東城さんから影響受けたものなんでしょうか。ルパンって真面目顔になると案外整った顔立ちしてると思います。
 
原作「現代下剋上」のルパンは、見事な太刀さばきを見せてくれますよね。あれで一層「ルパンって、何でも出来ちゃうんだわ〜」と惚れ直したものです。アニメ新「クラシック泥棒と九官鳥」の最後のシーンも、ここからヒントを得たんじゃないかと思いました。あそこは本来ならゴエが斬るべきところを、あえてルパンがというのが妙に新鮮でしたね(殺陣と呼べるシーンではなかったけれど)ルパンって原作ではナイフを多用してたりするので、刃物の扱いも結構上手いんじゃないかと思います。
 
>信号機配色
見た目の美しさより「兎に角目立てばいい」という感じで・・・。しかし、悪趣味な目立ち方しても、不快感をもたらすだけの様な気がするんですけど。あれって「一番目立つのは信号機だ!だから信号機配色にしよう」と確信犯的に信号機にしてるんじゃないかと思ってます。製作側にとって既にルパンは「人間」ではなく「標識」なんですね。
 
>池本さん
ムック本といえば、私もようやく念願の「マモー」のムック本を手に入れました。池本さんから一部内容を送って頂いて、どうしても全部読みたくなってしまって。あ、それと「カリ城」のムック本ですが。あれ初版の奴だと「100てんランドバラエティブック」と銘打ちされてるんだけど、再販された奴だと「双葉社スーパームック」になってるんですね。
 
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Re:闇を見据えて
池本 剛 2007/10/14 (Sun.) 04:25:31
確かに「クラシック泥棒と九官鳥」でのルパンの剣技は「現代下剋上」からの流用でしょうね。「第4次元の魔女」なんかも。ルパンの場合はああいった具合に少し飄々とした感じで剣を扱うのが様になっていて、ギンギンのシリアスな殺陣ってのを誰も形にしなかったのがちょっと残念と言えば残念なところです。
 
> 100てんランドバラエティブック
これ、奥付部分ではどうなってるんでしょうか?
完全復刻版は実際「スーパームック」になってるんですが、この辺を突っ込み始めると深みに嵌っちゃうんですよ。僕が持ってる重刷版(完全復刻版ではなく)は「双葉社MOOK(76)アニメコレクション ルパン三世/カリオストロの城」だったりします。これが第10刷。
て事はひょっとすると重刷のたんびに冠が変わってる可能性もある訳で、これはとてもじゃないけど追い込むのが難しいですね。その他にもムック類は表紙、中表紙、奥付、裏表紙などでそれぞれ表記が違ってたりして始末が悪かったりもして、ホント困ったもんです。
 
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定番の得意分野以外の戦闘能力
MIYAGI 2007/10/14 (Sun.) 19:58:46
 
「レギュラー陣の各々の定番の得意分野以外の戦闘能力を感じさせるシーン」のあるお話がもう少しあっても良かったのにと思いますね。「裏シャバに生きる者の中でも、一目置かれる非常に剣呑な存在」ぽさがもっと醸し出されたのにと思います。
旧ルパンだと、「全員集合トランプ作戦」で多勢を相手に素手で派手に暴れまくる次元がやたら印象に残ってます。
新だと、「リオの夕日に咲く札束」でマシンガンぶっ放す五右衛門に「射撃もちゃんと練習してるのか」と目が丸くなりました。
 
ヤクザ映画
実を言いますと、この絵を描いてるときに「高倉健さん」が頭に浮かんできてました(笑)
子供の頃、TVでヤクザ映画はいろいろ観てましたが「昔のTVの規制は今よりずっとユルかった」せいか、結構刺激的な映像、言葉もカットされないで放送されていましたような記憶があります。
 
絵の影響
東城さんのみならず、多分いろんな方からちょっとづつ、絵の影響は受けてるのかも知れません。
東城さんの「黒いチューリップ」シリーズはオススメです。シリアス絵柄に内容はコメディーで、そのギャップが楽しいです。
ちなみにハマった漫画家さんは他には、もちろんモンキー・パンチさん、吉田秋生さん、松本零士さん、北条司さん、高河ゆんさん、上條淳士さん、佐々木倫子さん、たがみよしひささん、山田章博さんなど大勢います。結構雑食っぽいかもしれません。
 
昔ほど漫画は読まなくなってますが、久米田康治さんの「さよなら絶望先生」はちょっと面白そうなので、コミックス集めようかと思ってます。
 
製作側にとってのルパン
「製作側にとってもう既にルパンは『人間』ではなく『標識』」…状態なんですか…。うわぁ〜泣けますねぇ…。
テレスペ、製作期間も予算も少ないとか聞きますが、「もう作りたくなきゃイヤイヤ作らんでええよ、こんなんじゃルパンがあまりにも可哀想だ」と思ってるファン、沢山いるかもしれませんね。
 
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高倉健
コルト 2007/10/15 (Mon.) 07:01:20
 
実はこの絵を観て、パッと浮かんだ言葉が「死んで貰います」だったんですよ。旧ルパンが大隅演出のままで当時人気が出ていたら、ひょっとするとこういうヒリヒリした任侠物っぽいルパンも出てきたかもしれないですね。大和屋さんあたりの脚本で。
 
>さよなら絶望先生
古典文学パロディなレトロ風味とシュールな笑いが好きで(線描も今風だけど好み)私もたまに読んでます。アニメ化された時はOPやEDのセンスに「面白い!綺麗。よく動いてる」と思ったんですが中身を見たらカットの殆どが遠いアングルで後ろ向きで、口パクさえ見えなくて、とことん動かなくて絶望しました(なんちゃって♪)「かってに改蔵」も読んでましたね。
 
>テレスペ、製作期間も予算も少ないとか聞きますが
 
製作側もいい加減うんざりしながら、しょうがなく続けてるというのが伝わりますよね。続けてる理由というのがプロデューサーいわく「ゴールデンタイムで今どき20%近い数字を出せるから」だそうです。釣った魚には餌(制作費や期間)はやらない方が儲かるという理屈ですね(苦笑)何だかスタッフがお宝目当てに姫を高い塔のてっぺんに閉じ込めた伯爵、「ルパン」がクラリス姫に見えてきてしまいます。多分逃げ出したところで、すぐに連れ戻されて口をきけなくされてしまうんでしょうね。「ルパン」が救い出されて広い野に解き放される事ってあるのかなあ。
 
>池本さん
奥付は私の持ってるのでいえば昭和57年7月10日6刷発行が「100てんランド・アニメコレクション ルパン三世/カリオストロの城」平成版(平成11年5月13日11刷発行)は単に「ルパン三世/カリオストロの城」のみとなっています。
 
 
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テレスペの惨状に
MIYAGI 2007/10/16 (Tue.) 22:31:48
 
カリ城の顎を伯爵につかまれてるクラリスの映像が、クラリスの絵のみルパンに変換されて脳内に浮かびました。やたら怖いです(笑)ホントに誰か、虐げられてるルパンさんを助けてやって欲しいです。
山田さん、テレスペの惨状に天国で泣いてますよね、きっと。菅原道真公のごとく、いっそ製作陣に祟れるものなら祟ってやりたい気持ちでいっぱいだったりして。(まぁ、そう思ってるとしても心優しい山田さんは実行はしなさそうですね。)
 
ところで白背広ルパン描いたら、今度は白背広次元も無性に描きたくなってきました。なんとなくゴルゴ13ぽくなっちゃいそうですが。
 
※訂正です。 前のコメントの「リオの夕日に咲く札束」は「リオの夕陽に咲く札束」でした。失礼いたしました。
 
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テレスペ版カリ城
コルト 2007/10/18 (Thurs.) 23:45:54
 
>白背広次元
いつでもお待ちしております^^
かなり前、石川大介さんも爽やかに描かれた事がありましたが、MIYAGIさんだとゴルゴ13ですか。うわ〜殺し屋時代復活の次元さん、射撃シーンも凄みありそう。あ、そういや私も白背広次元描いてHPにアップしたことありました(チンピラ風)。いまいち出来が納得いかずに消しちゃったんですが(苦笑)いつも黒尽くめの男だけに、一度は試したくなったりするもんですね。MIYAGIさんバージョン「ゴルゴ風次元」も観てみたいです。
 
>テレスペ版カリ城
カリ城は、今のルパンに色々だぶりますね。ルパンの新作テレスペを見ながら伯爵ってば、こんな会話もしてそうな。
 
伯爵「いい出来ではないな。この処質が落ちていくばかりではないか」
スタッフ「申し訳ありません。しかし今のような大量生産を続けては・・・」
伯爵「やりなおさなくていい(おい)。しかし、放映には遅らせてはならん」
 
なんちゃって・・・。伯爵が何を指すかはご想像にお任せしますが^^;

[106] 点線内を切りとってみると?
[106] 点線内を切りとってみると?

熊子 2007/10/14 (Sun.) 01:27:03
 
コルトさんこんばんは。
メールではどうもです。
中公愛蔵版に掲載されてなかった新冒険を読みたい為にパワア版購入し(カバーイラストが本当に素晴らしいですね)、その中で気になった回を描いてみました。目に優しくない配色ですね(笑)
 
「点線内を切り取ってください」との言葉。
 
切り取ったとこでルパンの膝小僧が見えるだけなんですが、これは切り取った円内で見ると膝小僧が(無理があるにしろ)おっぱいに見えるのか、はたまた単に「や−い、ひっかかった」的な意図で描かれたのかどうか、と考えてしまったことがあります。
 
モンキー・パンチ先生のことだから後者の可能性が高い気もしますが。この回はお遊び要素満載で個人的に好きです♪
 
Re:点線内を切りとってみると?
池本 剛 2007/10/14 (Sun.) 02:10:38 /219.63.128.6 /softbank219063128006.bbtec.net
この扉絵はディフォルメがキビキビしてて秀逸ですよね。
ところで切り取った点線内に見えてくるのは…女性の股間だろうと僕は思うんですが如何でしょうか。二つのマキビシがそれぞれ臍とアソコ、ロープがヒップライン、切り株のくびれが閉じた太腿…という見立てではないか、と。
 
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Re:点線内を切りとってみると?
発砲酒 2007/10/14 (Sun.) 03:03:24
 
熊子さんお久しぶりです。この回は覚えてないのですが、こんな面白い趣向の回があったのですね。今度見返してみます。
 
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新鮮v
コルト 2007/10/14 (Sun.) 03:34:18
 
熊子さん、メールでは色々お世話様でした^^
熊子さんの、本格的な原作絵のルパンって、多分私初めて観るような気がしています。本物に劣らずキビキビした線ですねぇ(ほれぼれ)60年代風キッチュなバック配色も熊子さんならではの個性で好きです。モンキーさんもよくこういう色の使い方されますよね。
 
>「点線内を切り取ってください」との言葉。
 
これ、私も昔から「何が見えるんだろう」と思いつつ貧乏性で切り取れなくて判らなかったんですよ。確か「切り取ると女性の胸が見える」といったようなこと、どこかのファンサイトでも読んだ事があります。熊子さんのコメント読んで「そうか、胸ってルパンの膝小僧だったのかも」と思ってたら、池本さんに「女性の股間」といわれて「あ〜確かに」とも思ったり。表紙の点線部分をトレースして切り取って、今度自分でも覗いてみよう(笑)
 
パワァコミックスの表紙は、子供の頃はリアルすぎてとっつきにくかったんですが、大人になってみると、本当に味のある良い絵で癖になりました。
「原作コミックス一覧表」も、一応著作権で何か言われない程度に画像を小さくしてたんですが、あれだと新の絵が小さすぎて殆ど判らないのと、どんなに望んでもモンキーさんのイラスト集続編が今後も出そうもないのとで、今後少し大きめ画像に変更しようかと思ってます。ネットオークションに出てる画像の大きさくらいに。
 
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なるほど納得役にたつ
熊子 2007/10/14 (Sun.) 20:31:32
 
池本さん、こんばんは。
なるほど!コメントを読んでコミックスを確認したところ見えます、見えます。ロープの上の小さなマキビシが胸の谷間にも見えてきたりもして面白いです。ありがとうございますっスッキリしました。
 
発泡酒さんお久しぶりです。
新冒険はようやく読んだクチですが、ルパンがスニーカーを履いていたり、いつもの縞パンが1コマだけ水玉柄になってたりと新鮮と発見で楽しく読んでます。
 
コルトさんこんばんは。モンキー先生の配色は原色や紫など派手な色が多いんですが、それがちっとも嫌味もいやらしくもないのが凄いな、と感じずにはいられません。
切り取り>私も何度かもう1冊切り取る用にコミックス買おうかしらと思いました(笑)
「原作コミックス一覧表」楽しみにしています。中公版で「ロータ・猿宇の忠告」の表紙に「競盗国際大会」の絵が使われてたりして、どうなっとんの?と不思議に感じてます。
 
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表紙
コルト 2007/10/15 (Mon.) 21:57:19
 
「ルパン」は、連載当時の表紙がそのままコミックスでも使われたというのは稀で、殆どの場合は「オリジナルの描き下ろし」「これまでのルパン漫画のカットや、イラストの流用(一部アレンジした物もあり)」になってます。「中央版」もそれと同じ流れですね。多分、初期早々にそういう編集やっちゃったものだから、オリジナル原稿が何処行ったか見つけるのが大変になってるのかもしれません。
 
双葉社的には、折角コミックスにするのだから、雑誌にないオリジナリティ出して、購買率アップを狙ったのかもしれませんが(個人的には、それはそれで面白いとも思いましたけど)、モンキーさんの素晴らしい表紙絵の多くが、それで闇に埋もれてしまう結果に繋がってるのは惜しいと思いますね。それと表紙は内容本編とも密接してるので、やはりオリジナルの表紙から入った方がムードがぐっと盛り上がります。
 
原作表紙を意図的に使ったコミックスのシリーズとしては、双葉社の「ACTION COMICS ルパン・ザ・サード・ザ・ベスト」がありますが、こちらは収録されてる話が任意でチョイスされたものなので、初めて原作を読まれる方には適さないです。特別版ですね。

[107] 地獄から帰ってきたぜ
[107] 地獄から帰ってきたぜ

発砲酒 2007/10/14 (Sun.) 02:57:44
 
PARTVのガーブを描いてみました。ポーズがなかなか決まらずなんか中途半端な姿勢になったかも。
Re:地獄から帰ってきたぜ
 
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池本 剛 2007/10/14 (Sun.) 04:14:19
 
発泡酒さんが描くと何だか杉野昭夫テイストになって乙ですね。そう言えば「あしたのジョー2」第1話のタイトルは「そして、帰ってきた…」でしたが、こうなると何だか「地獄から帰ってきたぜ」と共鳴するような気がしたりして(笑)
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
発砲酒 2007/10/14 (Sun.) 15:55:38
 
ガーブの回を観ていると出崎&杉野コンビの雰囲気でも結構合うんじゃないかなぁと思いまして、杉野さんを意識しつつ描いてみました。
 
>「そして、帰ってきた…」
言われてみればそういう雰囲気でてますかね。本編冒頭で空港に降り立つまで、ガーブの脳裏には不二子に裏切られたシーンがフラッシュバックしていたのかも。まるでジョー2第一話冒頭のジョー対力石戦のように。でも、パチンコ屋で昼寝や、歩道橋でパンは食べてないでしょうね(笑)。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
MIYAGI 2007/10/14 (Sun.) 19:52:35
 
オリジナルより凄みが増してて男っぽさムンムンですね。
なんとなく、ガーブのほうから不二子ちゃんをパートナーにスカウトしたような気がするんですが、本編ではそのへんははっきりしていませんよね。彼女に関わってしまったのが彼の不運だったと思うと、つくづく不二子ちゃん、罪な女だなと思います。
 
近年だと出崎&杉野コンビの仕事では「雪の女王」がありますが、吟遊詩人ラギさんがなんとも濃くて、お気に入りでした。
某掲示板で毎週、実況ROMしながら観てたんですが、楽しかったです。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/15 (Mon.) 06:01:03
 
このやさぐれ感、何気にゴロマキさんっぽいと思ったらやはり杉野調でしたか。こういう深みある影のつけ方も「あしたのジョー2」の世界ですよね。何度も言っちゃうけど、こうした絵を観るたんびに本当に杉野さんで「ルパン」が観られなかったのは惜しいと思う私。アニメ「坊ちゃん」のゲストキャラデザインも秀逸だったので杉野さんならきっと魅力あるゲストを描かれたんじゃないかと思います。男性の色気描くのもお上手だから、きっと次元や銭さんも男臭くてカッコよくなるんだろうな。
 
前回の絵がプーンで今回がガーブ。この二人、同じ様に過去の不二子を引きずりながらも、正反対の執着心で追いかけてきたというのが妙味です。ほんと不二子ちゃんって、パイカル、プーン、ガーブと、次々翻弄しまくってますねぇ^^
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
発砲酒 2007/10/15 (Mon.) 21:52:06
 
MIYAGIさん
ガーブと不二子が組んでいた頃をもう少し観てみたいです。不二子を信用し、惚れていたであろうガーブの甘さみたいなところを。
最近の出崎&杉野作品は観てないんですよね。なので「雪の女王」も未見でして(最近のアニメ自体をあまり観ていないという状態でして)。作品の雰囲気からして静かで叙情的なイメージがありますが、かつてのケレン味ある作品群との作風の違いや変化なんかは気になりますね。
 
 
コルトさん
次元は杉野さんタッチにバッチリ嵌ると思いますね。銭形はそれを扱う演出次第で、渋い敏腕刑事(すごく見てみたいです)になるか、いわゆるバカ銭になるか・・・杉野さんだったらそのどちらでも描けたんじゃないかと思います。
 
>パイカル、プーン、ガーブ
死後、あの世で交わされるであろう、この三人の不二子談義を聞いてみたいです。
 
Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/15 (Mon.) 22:23:12
 
>不二子を信用し、惚れていたであろうガーブの甘さみたいなところを。
 
あ〜〜、それ前半でしっかり描いてたら、すっごく面白くなったと思います。作品的にもキャラ的にも。「可愛さ余って憎さ100倍」て奴ですね。とことんおバカにのめり込んでるタイプ程、同じ位の重さで「裏切られた」と思うとマジ切れで執念深かったりしますし^^; 現実の犯罪者によく見るタイプなので、ガーブの人間性がもっとリアルで不気味な物になってたと思います。こういった二面性のギャップだけでも、この話はもっとスリリングで面白くなっただろうな。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/15 (Mon.) 22:58:19
 
ありゃー。どうやら僕は少数派のようです。
発泡酒さんやコルトさんとは違い、僕はガーブと不二子の間には男女の関係のような生臭さは感じませんでした。もっとビジネスとして割り切った、その場限りのコンビだったんだろう、と。本編そのままに。補完はせず。
青野武の演技も含めて何だか乾いた印象だったりします、僕にとってのガーブは。「信じていた者に…」云々という例の台詞にも何だかプーンのような『思い入れ』は感じられなかったりするんです。…と問わず語り。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
発砲酒 2007/10/16 (Tue.) 00:36:00
 
なるほど、ビジネスライクな捌けた関係ですね。先の僕のコメントを追加すると、かつては不二子に惚れていたけど、頭に残った弾丸が影響して不二子に対しての復讐の感情だけが彼の心を支配しているように思ったりします。青野武さんの演技もそういったサイコっぽさを感じましたね。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/16 (Tue.) 01:21:46
 
サイコ・・・なるほど。確かに頭の中に金属を埋め込まれた訳だから、ある意味サイボーグ的。それが人格変化に影響を与えたという発想はユニークですね。
 
私の場合は「ガーブのキャラは好きだけど、なんかストーリーが物足りないなあ。何故そこまで彼が不二子に執念を燃やすのか、その理由が言葉だけじゃ気持ちとして伝わらない」とモヤモヤしてたので、(機械的であれ泥臭い動機であれ)とりあえずは彼が不二子をここまで追う理由に納得出来ればいい、という感じです。それを観てる側に共感させるのが、演出の腕の見せ所かなと。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/16 (Tue.) 01:35:19
 
ありゃ。突っ込んでみると何だか三者三様ですね(笑)
不二子への復讐については…『仕事の土壇場で裏切られた』事に対する恨みだけが動機だと僕は取りました。僕はそれで充分納得だったんですが、色々な受け止め方があるんですねェ(って当たり前か・苦笑)。
脳に残された弾丸の影響…って事で考えていけば…もし仮に彼があの弾丸の影響で、あの超能力を得ていなかったとしたら、命は取り留めたけれど常人のままだったとしたら…それでも彼はああいった復讐に現われたんでしょうかねェ。来なかったのかなぁ。んー。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/16 (Tue.) 02:53:22
 
私は「闇の世界で生きてる奴なら、信じてる奴に裏切られる程度の事は日常茶飯事のはず。むしろ『信じてたのに』なんていつまでもグジュグジュ言うような奴は、闇の世界で生き抜くことが出来るとは到底思えない。なのに、その中でどうして不二子にだけここまで根が深いんだ」という点で違和感があったんです。「今度会った時には覚えてろよ」くらいで丁度いいだろうと。でないとこの世界でいちいち相手を恨んで追いかけてたらキリがない。第一、常人離れした能力をそれで手に入れられたなら、逆にラッキーだったと思うんじゃないのか、なのに何故不二子を恨むのか?という疑問も付きまとって、どうも彼の行動がしっくり来なくて。だから、もうちょっと観てる側に、ガーブの気持ちや行動に共感できる、具体的なエピソードが欲しかったんです。
 
しかし池本さんが言われる「脳に残った弾丸で常人離れした能力を手に入れた」という部分に焦点あてると、もしかすると彼は能力と引き換えに、色々心身に苦しい部分が出てきたのかもしれないという気もしますね。その苦しみで不二子を思い出し恨むようになり、どうせならそれで得た能力で不二子を倒してやれ、と思いついたとすれば、殺伐とした乾いた感情での復讐にも納得出来るかなあと考えたりして。もし、脳に弾丸が埋め込まれなくて彼が苦しい思いもすることなく、こういう能力も得られなかったとすれば「覚えてろ」で済んでたかも。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/16 (Tue.) 10:55:12
 
本編見直して「何故不二子をここまで恨むんだろう」という違和感の理由が判りました。不二子は彼を置き去りに逃げただけで、他には何もしてないからだ。敵との銃の撃ち合いにしても強盗なら当然いつも経験してるはずで、それを「逃げた不二子に驚いたとはいえ、銃撃戦の最中に堂々と余所見するなんて、これじゃ撃たれて当然じゃないか;一人になった時、どう応戦するかの対策位しておかないといけないのに、逃げるでもなく、手りゅう弾投げるでもなく、撃たれっぱなしというのは」と当時の私には撃たれたのも半ばガーブの甘さによる、自業自得にも感じられたのでした。なのでその責任を全部不二子に押し付けて「信じてた」「裏切られて地獄」とここまで恨むのが、しっくりこなかったんですね。でも、その恨みが裏切りに対してでなく、それが原因で瀕死の重傷を負い「生死を彷徨い、苦しむという地獄」を見た彼が絵で数秒でも描かれてれば、彼の不二子への恨みの深さも充分納得出来たと思います。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/16 (Tue.) 13:14:54
 
僕は過去ガーブは『ガードマン』だったと記憶してたんですが、「闇の世界で生きてる奴なら」というコルトさんの発言があったので、「あれれ?」と自作のキャラクターデータを引っくり返してみたら、彼は『マフィアが経営するカジノの金庫室の用心棒』だったんですね。なるほど堅気じゃなかったのか。ふむ。
してみると確かに「彼が甘過ぎた」「自業自得だ」ってのは「確かにそうだなぁ」って気もしてきますね。ただまぁ…実際そうだとしても、不二子を恨むか恨まないかについてはガーブのパーソナリティ次第じゃないかなぁ、というのはあります。何しろ普通だったら死んでた訳ですし、「裏の世界で生きているのに不二子を信じた俺が甘すぎたんだ」と割り切れるかどうか。裏世界の一流であるルパンや次元や五右ェ門でさえ、信用していた相手に裏切られれば復讐する位ですから、カジノの用心棒程度のチンピラ・ガーブが、自分が属する組織を裏切ってまで不二子と組んだのに、その不二子に土壇場で裏切られ、死にかけたとなれば、復讐に舞い戻っても不思議は無いんじゃないかなぁ、と。
…って、何だかコルトさんの言い分は不二子のそれで、僕の言い分はガーブのそれのような気がしてきますね。
不二子「貴方が甘すぎたのよ」
ガーブ「うるさい。俺はお前のせいで死にかけたんだ」
わははは。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
MIYAGI 2007/10/16 (Tue.) 22:24:38
 
皆さんの考察、凄く深くて面白いですね。じっくり読ませていただきました。
あくまで勝手な推測で本編にもそんな描写は一切ないのですが、ガーブが不二子を執念深く憎んだ理由の一つにもしかすると「女に裏切られて死に掛けたヘタレ野郎」と同業者にさんざんこっぴどく嘲笑されて、プライドを酷く深く傷付けられたというのも含まれているのではないかと思います。
 
酷い重傷を負って復帰するまでにかなり長く辛い期間を過ごしていた時に絶え間ない罵声を浴びせかけられて、彼女への憎悪の念がいやおう無しに、倍増していったと。もしかすると彼、きっと仕事で挫折感など一度も味わったことなど無かった人間だったのかも。
 
自分が嘲笑の対象にされることなどかつて想像だにしなかったゆえ、そのダメージも相当なものだったんじゃないでしょうか。
コワモテな外見とは裏腹に、ひょっとして結構根は繊細な神経の持ち主だったかも知れません。一般論だと女性より男性の方が「プライドが高くて、メンタル面は繊細」とか聞きますし。もちろん、人それぞれですけど。
このお話、ホントは前後編のボリュームで作られても良かったかも知れませんね。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/17 (Wed.) 02:04:40
 
プライド説。それ、ありですね。
実は、またもう一度本編見直しまして^^;ガーブがルパンに「女に騙されそうな面だぜ」みたいなこと言うんですね。「それって、お前が言われてきた言葉じゃないのか?」って思ったんですよ。ルパン達にも過去の復讐の為に相手を追い詰める話はあるんだけど(「五右ェ門の復讐」「ワルサーP38」「ルパン嵐」等)皆、追い詰める理由が観ていて共感出来る、後を引くレベルの物だったと思うんです。大切な人を殺されたり、実際に信頼した相手から直に殺されそうになったり。それが「ちゃっかり逃げられてビックリして、思わず銃撃戦中ず〜っと余所見してたら、第三者に撃たれちゃった」では恨むにしても、ここまで執念深く陰湿になれる程の、重さが感じられなくて。しかし彼が「女に騙された奴」と馬鹿にされて傷つくような完全主義者のプライドの持ち主だったとしたら、自分のドジ棚に上げてねちっこく追いかける性格でもおかしくないですね。もしも、それが理由なら元々何につけてもそういう性格だということを、日常的な行動の中でちゃんと見せて欲しかったかったかな。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/17 (Wed.) 02:42:39
 
しかし、池本さん言われるように確かに私は不二子の立場からガーブを見てますよね。現実社会の中でも、女って案外過去をサッパリと振り切るのが早くって、男性の方は昔の思い出が忘れられなかったりするらしいですが・・・因みにこれ、別れた男女の意識調査の結果だそうです(苦笑)
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/17 (Wed.) 03:28:38
 
ガーブのルパン評である「なるほど…女に騙されそうな間抜け面だぜ」に対する返歌ではないですけど、ルパンがガーブを評した「不二子を信用するなんてドジな野郎だぜ」なんて台詞もありましたね。不二子に騙される者同士の対決になった訳ですが、その騙され方の内実の差が、そのまま両者の差でもあったのかも。
 
「女々しい」とか「未練たらしい」なんてのは実際、男の為にある言葉ですね。そういった側面が無いルパンは、だからヒーローなのかも。次元はハードボイルドなので女々しいですが(笑)
 
しかしまぁ皆して「ガーブは執念深い」って捉え方なんですねェ。僕は、自分が彼の立場だったらやっぱり復讐したくなるだろうと思うので何だか変な気分です(苦笑) まして、復讐しようと舞い戻ってきたら、不二子に狙撃までされたりして、ますます「コノヤロー!」と思っただろうに、単純に爆殺で片付けてしまおうとしてる辺り、むしろ彼はアッサリしてるなぁとすら思ったり。僕の場合は自分が執念深いもんだから、そのまんまガーブをストンと理解出来ちゃうんでござーすな。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/17 (Wed.) 10:46:27
 
>不二子に狙撃までされたりして
 
これ、私不二子が「ガーブの特殊能力を風の噂に聞いて、本当かどうか確かめるために狙撃した」(おそらくは噂どおり当たらないと確信して。当たっても麻酔銃か何か)かと解釈してました。最初見たとき、レギュラーにいきなり冒頭で人殺しをさせるというのはちょっと気分が悪かったので(大衆の前=空港で人が倒れれば大騒ぎですし)、そういうシーンは出さないんじゃないか、という勝手な解釈からですが。
 
>「女々しい」とか「未練たらしい」なんてのは実際、男の為にある言葉ですね。
 
だから私は逆説的に「次元って男らしいなあ」と思うんです。女々しいだけじゃただの女の腐った奴だけど、彼はへたれなのにひたむきで一所懸命で、そこが男性特有の少年の可愛さ^^
 
ルパンはそういう意味ではサッパリして、したたかな強さがあって女性(中性)的ですね。自分が動くよりちゃっかり人を動かすのが上手いとか、甘え上手とか、まさにそう。やる時はやる人だけど、ヒーローというにはルパンは一人じゃちょっと危なかしすぎる様に思うんで(賢いと同時におバカさんだし。武闘が出来るとはいえ、むしろ逃げ足の速さが売りで、決して肉体派でもないし)私にとってルパンはヒーロー気取りのお茶目なアイドルです(笑)
因みに真の意味でヒーローの立場でいて欲しいのはとっつあんだったりします。例え失敗が多くても、一般庶民を守って戦う警官ですから。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/17 (Wed.) 11:40:27
 
補足:「ヒーロー気取り」というのは「さすがオレ様」とか「ルパン様の辞書に不可能の文字はない」など、ついお調子づいてお茶目にカッコつけたがるとこです。ドロボーが本気でヒーローだと思ってるほど、彼はそこまでバカじゃないと思うので。(他人にヒーロー呼ばわりされると酷く嫌がりますしね)。ところでルパンが「オレ様」というのをすぐ「悪魔・帝王」と直に結び付けたがる傾向が世間には強いのですが、決してそんな雰囲気で言ってるのでははないと思います。「言葉を表層的に捉えるんじゃなく、どういう気持ちでその言葉を発してるのか、キャラの内面を読んでよ」と思うことが多いですね。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/17 (Wed.) 15:42:17
 
不二子の狙撃に関しては確かにガーブの特殊能力を知った上での狙撃でしょうね。ビデオに録画してたとこ見ても、知らなきゃ何でそんな事やってたのか判りませんし。だから弾が当たらないって事は判ってたとは思うにせよ、殺意が欠片も無かった訳では無いだろうとは思います。僕は不二子がガーブを殺しにかかってたとしても厭な気はしないですね。
それはそれとして、不二子に殺意があろうが無かろうが、ガーブにしてみれば同じじゃないだろうかって気はします。ここでも何だか不二子目線のコルトさんとガーブ目線の僕との見解の相違のような感じになりますが、いきなり狙撃されれば殺意があろうが無かろうが「ふざけんな!」と思うんじゃないかとか、仮に不二子に殺意が無かったとして、その事に思いを巡らせたりはしないんじゃないかとか…。
どうも色々と温度差があるなぁと思ったら、コルトさんのガーブ観のベースには一流の悪党(それこそルパンのような)のそれを求めてるような側面があって、それに対して僕はチンピラ風情あがりだと見てる事から来る違いがあるのかなぁ、という気がしました。
僕にとってのガーブってのは、そもそも三流のチンピラだった男が、ひょんな事から超能力を身につけた事で舞い上がり、分不相応な振る舞いをして自滅してしまった…といったような『哀れなモンスター』的存在だったりします。
 
「俺様」については、それを悪魔的人格と直結させてしまうのには僕も同意しかねますね。まぁ自分好みに改竄して二次創作してるだけなんでしょうから、それはまぁ好きずきだろう(話合わねェなぁとは思うにせよ・苦笑)とは思いますが、もし本編をそうした見方してるんだとしたら「んなこたないだろう」とは思いますね。
何と言うか…ルパンの場合はルパンというキャラクターを演じてる節がありますし、ああいった自信過剰なそぶり(実際それを裏打ちする才能もありますが)を採る事も、突っ込みどころをわざと自分で作る一種の道化の仮面なんじゃないかって気がしますね。
 
Re:地獄から帰ってきたぜ
発砲酒 2007/10/17 (Wed.) 23:51:45
 
ガーブ論、熱いですねぇ!僕の絵がきっかけで、このように興味深い考察が拝見できて嬉しく思います。冒頭の狙撃は実弾だと思ってましたが、言われてみれば麻酔銃って解釈も納得できますね。チンピラが名を上げて自分を狙っている事へのからかい気分。という自分的解釈ですが。 まぁ、(ストーリーと番組のヒロインである不二子の立場として)弾が当たってないのでどちらかは分からないのですが池本さんの仰るようにガーブにしてみれば実弾であろうと麻酔銃であろうと、どちらでもよくそこに目的である不二子がいるって事が重要ですからね。
 
あの話、銭形はまったく登場する必要ないなって思います(あの回に限らずですが・・・)その分、回想シーンに時間を取ってほしかったなぁ。
 
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Re:地獄から帰ってきたぜ
池本 剛 2007/10/18 (Thurs.) 01:09:24
 
銭形は邪魔でしたねェ…。大体の場合はルパンと次元だけで話は転がせちゃうので、この二人だけをレギュラー(場合によっちゃ次元お休みでもいいし)にして、五右ェ門、不二子、銭形はセミレギュラーみたいな扱いで、必要に応じて出し入れすれば良かったのになぁ、と思いますね。新ル以降の縛りはホント邪魔ですね。
 
Re:地獄から帰ってきたぜ
MIYAGI 2007/10/18 (Thurs.) 23:42:50
 
それにしてもこのお話、不二子が「自分の蒔いた種は自分で刈る、他人に尻拭いはさせない」と、すぐにルパンに頼らずにガーブとサシで孤軍奮闘するシーンとかあっても面白かったような気がします。それこそ、冒頭の狙撃シーンを決闘シーンに差し替えたりして。
もっとも「男女の決闘シーンはあまり絵にならないかも」という危惧はありますが、「お定まりの労せずしてルパンたちの上前を掻っ攫っていく狡猾な女」のイメージがどうしても強く描かれがちな彼女の「意外に気骨あるカッコイイところ」を表現するのにいい機会だったと思うんですが。
他のレギュラーと比べると「不二子がすごくカッコイイ話」ってTVシリーズ全体見回しても極端に少なくて、ちょっと残念だったりします。
 
Re:地獄から帰ってきたぜ
コルト 2007/10/19 (Fri.) 00:51:07
 
私もMIYAGI さんと同じです。ガーブと不二子との因縁対決、ガーブの特殊能力に気づいて、ガーブとの決着にのめりこんでいく男たち、というピンと張り詰めたような心地よい緊張感が、途中から「ルパンと不二子はラブラブ」という話に、焦点が逸れてしまったような・・・。ルパンが不二子を助けても愛しあっててもいいんですが、不二子の「何をしても許してくれる白馬の王子様が助けに来てくれるから、自分は何もしないで待ってるだけでいい」といった夢見る乙女発言には心底がっかりしました。ガーブと組んで一緒に銀行を遅い、危険を冒して裏切り、単独で逃げてた時の彼女のほうが私には数倍魅力的に思えただけに余計、受身に変わってしまった彼女に淋しい気持ちを覚えたり。スタッフはこういう「たすけてえルパン」「今いくぞ不二子」というキャラ演出で「これが信頼しあう愛だ」と狙ってたんでしょうけど、私には不二子は幼児的な依存症、ルパンは過保護な親馬鹿にみえて、とても大人の関係には感じられないです。
 
>不二子に狙撃までされたりして、ますます「コノヤロー!」と思っただろうに
私は逆にあのシーンは、ガーブが嬉々としてるように思えました。おそらく不二子が彼を狙うことは彼には想定内だったので、特に何も思わなかったんじゃないかと。それよりも、必死になって不二子が彼を狙うほど、全然相手にもならないその非力さが、おかしくて溜まらないといったような感じ。あの顔は完全に上位に立ったのを確信した、これからのゲームを愉しむ優越感の笑みに見えます。不二子を乱射する銃弾でいたぶりながら「じっくり殺してやる」という彼は、不二子虐めをネチネチ楽しんじゃってるようで、昔の焦るオレとは違うぜ、とでも言いたげみたい。
 
>新ル以降の縛り
テレビ局が違うから、パースリは新ルの縛りは引きずってない様に思ってたんですが、違ったんですか。「どんな形でも、兎に角キャラを出せばファンは満足するんだ」という演出は「どんなに不味い飯でも、出せば客は満足して喰うんだ」くらいに乱暴な理屈に思えますね。

[109] なんの感情も無く私を殺しなさい
[109] なんの感情も無く私を殺しなさい

MIYAGI 2007/10/20 (Sat.) 03:07:36
 
こんにちは。パースリ「悪のり変装曲」からです。
ル中さんのオエビでも描きましたが、なんだか同じような絵になってしまいました。銭さんの姿のルパンを入れても良かったんですが、「十字架にかけられたルパン」もイイなぁとこのように。
マダム・ルイサはやっぱり妙な感じのキャラですよね。
 
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>なんの感情も無く私を殺しなさい
コルト 2007/10/21 (Sun.) 00:40:52
 
塗りつぶしたルパンの姿、紫色の空がこの作品の憂鬱な気分を象徴してますね。
鈴木清順さんって、雰囲気だけで作品を作っちゃう人のような気がするのですが、これ、あえて意味をこじつけてみたくなる作品でもあります(笑)
 
>なんの感情も無く私を殺しなさい
 
この言葉、何の感情もなく人を殺せるようになってしまったルイサ自身が、同じ処刑を自分に望んだのではないか、と思いました。磔つけたルパンは多分彼女にとっては自身の姿で、捻じ曲がった自虐のように見えます。ルパンをさらってきたのは、自分に一番近い汚い悪党だと思ってたからかも。
ルパンなら何の感情もなく自分の処刑が出来るのではないかと期待したものの、彼には彼女の心を思う感情がありそれが出来なかった。それで自らを処刑することになったのではないかと。
 
ルイサは、おそらくカラスに目を食われたんじゃないかと思います。醜い姿をさらして生きていけないという彼女は、目を食われてから姿だけでなく、心も醜くなってしまい、それに耐え切れなかったのかもしれないですね。享楽に溺れるご婦人方ばかり招待したのも、心の虚無を誤魔化す為に享楽に逃げてる自分と同じ者が己にふさわしいと集めたような気がします。もしかするとルイサは肉体的にも精神的にも美しくいたいという完全主義者で、以前は真面目な慈愛の人だったのかもしれません。
 
一方のルパンは、ルイサが負けたカラスを逆に食ってしまうわけだから強いんですね。それでいて自分もルイサと同じ醜い商売人(泥棒)であることは自覚していて、それでも生きていく。ルパンのルイサに対する哀れみは、悪い生き方に対する虚無感を自分も感じている点で、彼女の気持ちが判る部分があったのではと思っています。
 
色んな解釈が出来る作品だと思うけれど、作家の意図とは無関係に、こうして想像の余地を残してくれてるのは嬉しいです。判りにくいのがいいとは言わないけど、何でも作り手が判りやすくしようとサービスしすぎて状況説明してしまい、観てる側に考える楽しみが全然残ってないのもつまらないなと思うので。
 
最後の変装防止装置のエピソードは取ってつけた感じがします。元々気分で作った作品であったからでしょうけれど、同じカラス絡みなのだから、もう少し全体と連動させる演出にならなかったかな。最後のスチャラカしたルパンは、沈んだ心を奮い立たせる為の虚勢にも見えますが。
 
最後の目が光るシーンは飯岡さんインタビューによると、本当は暗闇にする予定だったそうですね。
 
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Re:なんの感情も無く私を殺しなさい
MIYAGI 2007/10/21 (Sun.) 22:48:35
 
コルトさん、とても深い考察コメント、どうもありがとうございます。
 
ルパンには特に新ルに「ハチャメチャな明るいおバカ話」なんかはいくつかあるのですが、真逆の「難解で憂鬱な話」って「悪のり変装曲」ぐらいしか思いつきませんよね。なんとなく「世にも奇 妙な物語」ぽい不条理感があって。変だけど好きな話の一つです。ル中さんのオエビでも割と反応 があって面白かったです。
 
確実に「人によって好き嫌い」が激しく分かれるお話だと思ってます。
「訳わかんなくて面白くない」と思っている人も結構いそうな気がしますし、「訳わかんないけど 面白い」の人も多そう。まさに鈴木清順さんの真骨頂ですよね。
 
>色んな解釈が出来る作品だと思うけれど、作家の意図とは無関係に、こうして想像の余地を残し てくれてるのは嬉しいです。
 
「どんな解釈でもいいですよ。不正解はありません」状態ですものね、ホントに。
観る者の想像力次第でいくらでも面白く解釈できますよね。
 
>磔つけたルパンは多分彼女にとっては自身の姿で、捻じ曲がった自虐のように見えます。
 
私もコルトさんと同感です。それに加えて相反する救世主のイメージもダブってます。
十字架にかけられた人で真っ先に思い付くのって、月並みですけどキリスト様ですし。
「生きて虚無感に苦しむ自分を死なせてくれる、救ってくれる存在」だと信じて疑わなかったんで しょう。望みはかないませんでしたが。
 
>一方のルパンは、ルイサが負けたカラスを逆に食ってしまうわけだから強いんですね。
 
あのルパンのカラスの食いっぷりはどこか狂気じみたものを感じて怖いものがありました。ただ空 腹を満たしているだけとも取れるシーンにも「ルイサとルパンの差」を何気に表現していたのです ね。洞窟でカラスに襲われるルパンは動画できちんと丁寧に作って欲しかったです。
 
>最後の変装防止装置のエピソードは取ってつけた感じがします。元々気分で作った作品であった からでしょうけれど、同じカラス絡みなのだから、もう少し全体と連動させる演出にならなかった かな。最後のスチャラカしたルパンは、沈んだ心を奮い立たせる為の虚勢にも見えますが。
 
いちおう原作から引っ張ってきたお話だから「せっかくだから入れとこうかな」って割と軽いノリ で挿入したんでしょうかね。もしかして尺が足りなくて入れたとか(笑)だから演出も「なんだか甘 いかなぁ」なものになってしまったと。スチャラカしたルパンは仰るとおりで、観てる側にも「い つものルパンに戻ってきた感」がして、ホッとした感じがします。
 
>最後の目が光るシーンは飯岡さんインタビューによると、本当は暗闇にする予定だったそうです ね。
 
暗闇にしちゃうとドクロを連想しそうで不気味過ぎたからですかね。
最後一瞬マトモな目に戻るのは、やっと完全に「ルイサの呪縛」から逃れたってことを表すためで しょうか。
ルパンにしてみれば、「一番意識したくない自己の汚い部分」を猛烈に意識せざるを得ない事件だ ったわけですよね。ルイサはそれを抽出して形にした存在で。しんどかったろうな、ルパンさん。
「不二子ちゃんのカッコイイ話」同様、ルパンが自己の暗部に直面するお話も、もう少しあっても 悪くはなかったのになと思ってます。
 
マダム・ルイサには「神にも愛想をつかされた非常に孤独な存在」という印象があります。
この話、ちょっと童話アレンジできないかなぁと
以下「悪のり童話モドキ」を書いてみました。
 
 
 さんざん悪行の限りを尽くしてきた一匹の狐がおりました。
 遊び半分で数多の命を奪って生きてきました。
 でもある日なぜか狐は自分のやってきたことが急に恐ろしくなったのです。
 自分で自分が嫌になった狐は神様に祈りました。
 
 「どうか私を貴方の身元へ連れて行って下さい。私はもう生きていたくありません」
 
 神様は首を横に振りました。
 
 「お前は私が手をかけるほどの価値などないのだよ。死にたければ自分で死ねばよかろう」
 
 「私には自分で命を絶つなんて恐ろしくてできません」
 
 「それではお前とそっくりな魂を持つ者を探し出しその者に頼むがいい」
 
 「その者は確実に私を殺してくれるでしょうか」
 
 狐は色々手をつくしてやっと自分とそっくりな魂を持つ者に会い、告げました。
 
 「私を殺してください」
 
 ひょろりとした体躯の狼は胡散臭げに狐を見遣りながら答えます。
 
 「あいにく、さっき大ガラスを食ったんでね。腹は空いてねえんだよ。」
 
 「食べなくてもいいんです。ただ殺してくれれば」
 
 「他をあたってくれ」
 
 「あなただって皆から虫けら呼ばわりされているのだから、造作もないことでしょう?」
 
 「オレが虫けらだって?」
 
 狼の目が一瞬丸くなり、氷のような冷たいものに変わりました。
 
 狐はこれ以上ないくらいの真剣な瞳を狼に向けています。
 
 狐の瞳に狼自身の姿がくっきり映っています。
 
 「オレにはお前を殺すことなんかできねえ」 
 
 狐の願いは狼にも届かず、途方にくれた狐はとうとう自分で川に身を躍らせました。
 
 「どうせオレは虫けらさぁ」
 
 狼は独り言ちて、背中を丸めてねぐらへと帰って行きました。
 
 
なんだか、非常に長々と書いてしまって恐縮です。
 
 
救世主のイメージ
コルト 2007/10/22 (Mon.) 22:58:12 /219.2.118.71 /softbank219002118071.bbtec.net
なるほど。十字架に掛けられて殺されかかるルパンは「そういう自分を殺して再生させてくれる儀式」だったのかもしれないですね。
 
この話ではルイサがルパンを他の婦人客と同様に女装させてましたけど、これも「ルパンはこのご婦人方と変わらない、悪を享楽にして過ごしてるだけの同類」という意味で同じ格好させたと見ることも出来そうな気もします。又、この話のルパンの女装は意図的に滑稽におぞましく化粧されてるように思えましたが、これもルイサによる「己の醜さ愚かさ」の表現じゃないのかな、と思いました。(まあ、それでも私の目にはルパンは可愛く映ってしまうんですが・・・・これは私自身の問題でして・苦笑)
 
>最後の目が光るシーン
真っ暗にすると「放送事故と間違われる」から変更されたようです。目が光るのは「暗闇を見てる」という表現じゃないのかなあと個人的には思ってます。もしかすると暗闇はルパンの心の虚無感の表現だったのかな。最後におちゃらけてみたものの、同類のカラスからは心の内を見抜かれてしまった、という。
 
>童話もどき
寺山修司の世界を思わせますね。こちらは折角なので、小説コンテンツに頂き物コーナー作って、絵と共に飾らせて頂こうかと思います。
 
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Re:なんの感情も無く私を殺しなさい
MIYAGI 2007/10/23 (Tue.) 23:40:09
 
>この話のルパンの女装は意図的に滑稽におぞましく化粧されてるように思えましたが、これもルイサによる「己の醜さ愚かさ」の表現じゃないのかな、と思いました。
 
様々な場面で「ルイサの表現」が何気なく散りばめられていたんですね、この話。
不二子の姿のルイサが嬉々としてルパンに派手メークを施しているシーンも挿入して欲しかったような気がします。
ドレスを着る際にルイサには手伝ってもらったのかなぁ。あのクビレはちょっと凄いです。「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラ役のビビアン・リーがお手伝いさんにコルセットを締め上げられて悲鳴を上げるシーンが浮かんできました。「花嫁になったルパン」のミス・マリーのほうがどちらかといえば、色っぽくてかわいいですが、こちらのドレス姿もなかなか味があると思います(笑)
 
すみません、「童話もどき」に間違いがありました。
狐の最初の台詞の「貴方の身元へ」は「貴方の御許へ」でした。訂正いたします。
 
「童話もどき」を飾って頂けるとのこと、とても嬉しいです。恐れ入ります。
つい勢いで書き込んでしまった「童話もどき」ですが、創作の文章など書いたことがないのでちょっと自分的には書いていて楽しかったです。
ちなみに狐が登場する話で一番好きなのは、小学校低学年のときに国語の教科書の教材になっていた「ごんぎつね」です。
ラストシーンを思い出すだけで涙腺が緩んでくるんです。「一生懸命償っても報われないときもあるのだな」って。
 
寺山修司には「フツーのおかたい文学者」とは違う匂いがします。コルトさんほとんど著作は制覇していそうですね。
考えてみるとマトモに一冊きっちり読みきった記憶が無いので、たまにはちゃんと読んでみようかな。
 
 
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「ルイサの表現」
コルト 2007/10/24 (Wed.) 02:10:02
 
最初何も考えてなかったのに、お話してるうち今まで思ってもいなかった推測がポンポン出てきたので不思議です。一人で考えるのもいいですが、誰かと話してるうちに色々気づいたりするもんですね。後にこの話の感想をあげる時には、ここに書いたことを下書きに清書しよう(^^
 
>あのクビレはちょっと凄いです。
宮崎さんの描くルパンも、普通にくびれが凄いですよね。他の男性キャラだとごついイメージなのですが、ルパンの場合は多少華奢でひょろっとしてる方が、頭脳の切れの強さを引き立てる気がします。
 
>「ルイサの表現」が何気なく散りばめられていたんですね
私もMIYAGIさんと会話する時には何気なく「共通の趣向性」を散りばめられるので楽しかったり(笑)
 
>寺山修司
あ、いや読破してないです^^;
寺山修司は演劇の台本や朗読に教材としてよく使われてるんです。本当はもっと読書したり映画観たりしなきゃあと思ってるんですけどね、最近。
 
>ごんぎつね
これ、朗読すると泣いちゃうんですよ(苦笑)どうも私は人に誤解されやすい、生意気で健気なキャラに弱いらしいです

[114] SNAIPER
[114] SNAIPER

MIYAGI 2007/10/27 (Sat.) 02:58:30
 
こんにちは。こちらのオエビにお邪魔して描かせて頂くのが週末のお楽しみになっております。
少し前に「描きたい」と言っていたゴルゴ13風の白背広の次元を描きました。またもや自己流絵です。
銃の名称等はは分からないまま描いてしまったのですが、銃はめったに描かないので描いてて面白かったです。月は当初入れてなかったのですが、左上がスカスカ過ぎたので加筆しました。
 
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ありがとうございます(^^)
コルト 2007/10/29 (Mon.) 03:11:09
 
>こちらのオエビにお邪魔して描かせて頂くのが週末のお楽しみになっております。
 
そういって頂けると嬉しいです〜(≧≦)
MIYAGIさんが参加して下さるようになってから、オエビに次元が増えたのも嬉しい(笑)
このオエビ、私のうっかり八兵衛でログ保存数少なくなっちゃいましたが、とりあえず全部今ある絵とコメントは保存しておいたので、どんどこお絵かきしてやって下さいな。
今、消えてる絵もオエビが元の有料版に戻れば復帰するときいてます。
 
この次元には薄いオレンジ色のサングラスが似合いそうです。バックに満月、というのも「狼男」のイメージがある次元にぴったり。それにしても細かく描かれた銃ですね。私はゴルゴ13は適当にしか読んでないのですが、ゴルゴの銃もこれと同じ奴でしょうか。次元の狙撃の話というと「ターゲットは555M」を思い出しますけど、本気でゴルゴと次元と銃で勝負したらどっちが勝つんでしょうね(笑)冷徹さでゴルゴなのかな・・・しかし昔殺し屋だった頃の次元なら、もっと冷徹だったように思うし、早撃ちは次元の方が上だろうから良い勝負かも。
 
「ゴルゴ13」の実写版を私はテレビで見たことがあるんですが、あれ山田康雄さんが声で出てらっしゃるんですよね〜。でも、そこ以外全然覚えてないです(爆)
 
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次元さん増殖させましょ♪計画
MIYAGI 2007/10/29 (Mon.) 23:02:27
 
コルトさん、コメントどうもありがとうございます。
着々と「コルトさんちのオエビに次元さん増殖させましょ♪計画」が進行しつつあります(^−^)
最初考えていた絵では「サングラスに咥えタバコ」にしようかとも思ったのですが、次元の目をハッキリ描きたかったのと 、タバコ無しのほうが真剣味があるかもなと思い最終的にこのような絵になりました。
「オレンジサングラスバージョン」もええですね〜。そのうち描いてみたいです♪
 
「狼男」な次元といえば「燃えよ斬鉄剣」の次元の着ぐるみ姿がなんともインパクトありました。ルパンはドラキュラに扮していましたが、 どうせなら「赤頭巾ちゃん」なんかでも良かったんではないかと思ってます(笑)
そういえば昔「狼男アメリカン」という映画がありましたが、主人公が狼男に変身していくプロセスの特撮シーンは結構丁寧に作られていたような記憶があります。
前にル中さんのオエビにも皆既月食をバックにした次元を描きましたが、「月と次元」の組み合わせはミステリアスで凄く好きです。
 
描いた銃はゴルゴが使用したものです。(手持ちの資料には銃の詳細はなかったとです)次元も含めた下描きをしたあと、「 とにかく細かい描き込みの銃のみ最初にやっつけてしまおう」と一気に全部描いてから、じっくり次元に取り掛かりました 。過去ログに「オエビのアニメーション機能はUNDOを沢山やった場合ちゃんとした再生ができなくなる」とあったので、ど うしても今のところ「UNDO多め」になりがちなのでアニメなしにしてますが、過去に描いた絵の自分の手順を見返せる利点 もあるのでアニメ付きもそのうちやってみようかなと思っています。
 
ホント、次元とゴルゴ、どっちが強いんでしょうかね。レベル的には互角と見てますが…。現時点だと「殺し屋時代の冷徹 さは薄まった」感がある次元にはちょっとキツイものがあるような気もしますが、とても血沸き踊るエキサイティングな勝負になることだけは確実かと思ってます。どっちにも死んで欲しくないので結局決着つかずで全然OKですけどね(笑)
 
私も「ゴルゴ13」の実写版は昔にTVで見たことがあります。内容まで覚えていませんが、高倉健さん主演のほうを。山田さん、声の出演なさってたんですか〜。そういえば日曜昼のTVジョッキーのナレーションも長いことなさってましたよね 。ルパン調の軽妙な感じで。とても懐かしいです。
 
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Re:SNAIPER
発砲酒 2007/10/29 (Mon.) 23:04:24
 
白いスーツ姿の次元というのがとても新鮮ですね。「帽子のつば先で照準を合わせてるなんて言わせねぇ」って感じで、とても鋭い眼光もゴルゴを凌ぐ迫力ですね。
 
曖昧な記憶で申し訳ありませんが、ゴルゴ13はたしか0,2秒の早撃ちだったと思います。0,2秒だとまともに対峙した場合、風穴を開けるのは次元の方という事になってしまいますね(涙)。・・・でも見てみたい。プラス野比のび太。
 
帽子のつば先で照準を合わせてるなんて言わせねぇ
MIYAGI 2007/10/30 (Tue.) 21:32:26
 
発砲酒さん、コメントありがとうございます。白スーツだとどうしてもやや「ヤーさん」ぽくなりますが、いつもダークスーツなので描いててとても楽しかったです。
 
新ルの「次元と帽子と拳銃と」はなんとも許しがたいエピソードですよね。あれ、「いくら一度きりの設定のつもりのエピソードだった」と作り手から釈明されても「次元への冒涜エピソードだ」としか捉えられません。悲しいことにこの設定をすっかり鵜呑みにしちゃってるファンも少なからずいるみたいですし。この話はちっとも観返す気になれませんね。
 
なんとなく「帽子無しの次元」を好んで描いてる理由の一つに「次元と帽子と拳銃と」に大反発してるからというのもあるかもなと思ってます。
 
>ゴルゴ13はたしか0.2秒の早撃ちだったと思います
 
そうなると次元さん非常にヤバイですね…。あっでも、少し前にこちらで白熱していた次元の早撃ち論の中で「次元の早撃ちは0.2秒」って資料もありますから、ゴルゴ13と勝負するときにはその設定モードでやれば、問題ないかと思われます。
 
言われてみれば、のび太くんも射撃名人でしたね。
「次元VSゴルゴ」「次元VSのび太」「ゴルゴVSのび太」おまけで「次元VSゴルゴVSのび太」の三つ巴勝負。
いっそ平和的に射的ゲームでもいいかも。もちろん的は555m離れたピンクのドレスのフランス人形で(笑)。
 
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ゴルゴ0.2秒
コルト 2007/10/31 (Wed.) 10:38:55
 
そうだったんですか・・・負けるなあ、次元!(涙)
 
>「帽子無しの次元」を好んで描いてる理由の一つに「次元と帽子と拳銃と」に大反発してるからというのもあるかもなと思ってます
 
なるほど!私の場合あの話は観始めた直後に「え?;」と思い、それでも「まあ、これは単に帽子色々のギャグシーンを見せたいがために作ったような話で、この設定も最後は『なあんちゃって』というオチがつくんだろう」と信じようと努めてたので、とりあえず帽子のシーンは素直に笑ってました。
 
ところが最後までこの設定で終わったことに「おーーい!どうなっちゃうんだ」と、急に不安になり「まあ、それでも新ルパンはパラレル設定なんだから、きっとこの後出てくる話で帽子無しでも平気で撃ってる次元が出てきて、それで軌道修正するんだろう。絶対次元好きのスタッフが黙ってこれを見過ごして放っておくはずないんだ」と信じて、それだけは見逃すまいと新ルパンを観続けたようなとこがあり(←何気に痛々しい)・・・。なので、そのままシリーズが終わってしまったのをみて、話より、そのキャラ構築に無責任なスタッフの態度に不服だったというか・・・。飯岡さんはこの設定に「キャラは下手にいじらないほうがいい。一度ではすまないのです」と反対したそうですが、そこまで言うんなら、ちゃんと責任もって、「帽子無しでは駄目」とは本当か嘘か判らないというオチをつけるか位の「一部修正」を求めるくらいは出来たんじゃないの、という気がします。悪いと判っていながら何も手を打たないなら、脚本をチェックする意味がないです。
 
>次元さん増殖させましょ♪
次元ファンサイトさんは多いんですけど、何故かここでも「次元の大人の男の魅力(&相反する少年の可愛さ)」プッシュなとこは少ないなあ・・・(涙)私は「男の繊細さ」と「女々しさ」とは違うと思うんです。女々しい男というのは、やたら威張りたがり、虚勢を張る奴のことだと個人的には感じるから。
平気で机に足を投げ出し、強い酒をストレートでかっくらい、タバコも行儀よくしまわず、グシャッと乱暴にポケットに突っ込むような、そんな男の仕草で魅せる次元さんが好きです♪
 
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お釈迦様の掌の上の孫悟空
MIYAGI 2007/11/1 (Thurs.) 00:16:52
 
>話より、そのキャラ構築に無責任なスタッフの態度に不服だったというか
>悪いと判っていながら何も手を打たないなら、脚本をチェックする意味がないです。
 
不二子ちゃん話でも感じましたが…所詮、架空のキャラクターは「お釈迦様の掌の上の孫悟空」なんでしょうかね…(T_T)
 
コルトさんが仰るとおり、話の最後になんらかのフォローが入ればもしかしたらこんなに腹は立たなかったのかもしれませんが…そもそも 使い捨て設定とはいえあの次元に、こんなアホ丸出しな設定を「単に面白そうなどと軽いノリで」押し付ける作り手の姿勢が根本的に気に入らないんですよ。作り手の傲慢以外の何ものでもないです。いくら新ルパンの路線が「何でもアリ」だったにせよ、面白そうってノリだけで作っていい話と絶対にヤバイ話の線引きってあると思うんです。
よりによって次元の類まれな射撃の腕に絡むエピソードなのに。
小林さん、声アテてて内心不愉快だったんじゃないかななどと思ってます。
 
新ルパンの最終話近くにこんな話を持ってきて、「キャラクターへの愛情なんてもの、作り手には微塵もないのか…」と、初見のときはひどく脱力したものです。
 
>「次元の大人の男の魅力(&相反する少年の可愛さ)」プッシュなとこは少ないなあ
 
ひところは数多ある「次元ファンサイトさん」を海に漂うクラゲのごとくフラフラさまよってました。一口に「次元さんが好き」でもいろんな「趣向」があるみたいですね(笑)「自分の好きとはどうもズレてそうな趣向のサイトさん」でも、つい好奇心が勝って覗いちゃって「 やっぱりスルーしとけばよかった」と後悔したり(苦笑)
 
自分にとって次元って子供の頃から「ひたすら大人で包容力があってちょい茶目っ気のある人」なんです。
やっぱりコルトさんと被ってるかな(^_^)vちょっとわがままな最愛の相棒に時には辟易しながらも、「彼のために惜しみなく骨を折ること を人生の喜びの一部」にしちゃっている次元さん。ルパンさんはほんに幸せ者ですなぁ。
ルパンって「女ったらし」というよりも正確には「人ったらし」かも知れませんね。
 
>「男の繊細さ」と「女々しさ」
 
ともすれば、混同されそうな言葉ですよね。日本語は奥が深いです。女々しいには「卑怯者」というイメージも強いです。
所作が粗野でいささかお行儀が悪くても次元さん、ちゃんと人の心の機微が感じ取れる繊細さも持ち合わせているから、こんなにも魅かれちゃうんでしょうね。
 
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何でもありと
コルト 2007/11/1 (Thurs.) 06:29:39
 
「何でもあり」・・・新ルパンの一部スタッフからはよくきかれる言葉ですね。だけど「何でもあり」と「何をしてもいい」とは違うと思うんですけど・・・;「自由」という言葉を「何をやっても許される事」と大勘違いする方をたまにみかけますが、何となくそれと似ていますね。
 
>「彼のために惜しみなく骨を折ること を人生の喜びの一部」にしちゃっている次元さん
 
ルパンの「守っていないと危なっかしい」ところや、時に「子供っぽいわがまま」に、男の保護本能くすぐられてるんじゃないかしら^^「オレがついていないと何も出来ねえ」とか、うんざりしてるように見せかけてはいるけど、どうみたって妙に嬉々としてるし(笑)「守るべき人の危ないところを颯爽と助けに現れる」とこに、多分に単純なヒロイズムの喜びも感じてるだろうとこなんて、「ほんと男の子だなあ」と思ったりします。
 
>所作が粗野でいささかお行儀が悪くても次元さん、ちゃんと人の心の機微が感じ取れる繊細さも持ち合わせている
 
そういう気持ちと態度と相反するとこが次元の魅力ですよね。昔の少女マンガで言えば、一見乱暴な不良少年(死語)と思ってたら、妙にやさしいとこがあるのを見た時のような感じ(笑)
 
次元も繊細な面がありますが、ルパンの繊細さとはタイプが違う気がします。ルパンは自分の傷つきやすく、さびしがりやな心を道化で誤魔化して笑う(周りに心配させまいと気遣う)みたいな優しさがありますが、次元は普段は粗野にみえるけど、本音では相手の事を心配していて放っておけず、何とか守ってやろうと頑張ってる。だけどそれを素直に出すのが照れくさいから、そっけないフリしたり、帽子で照れた表情隠そうとしたり。「次元に男心のやさしさを見た」って、こういうとこでしょうね〜きっと(笑)

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