池本 剛 2006/12/3 (Sun.) 05:59:12
お子様ランチ(加藤修)
第6話原作:原作(旧)第17話「死体品切れ」第18話「ナサケ御無用」
…にしても、強面の悪役専門のような趣きの加藤修がこういった『ひ弱』なキャラをアテるのって珍しいですよね。
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アンディ・ウォーフォール〜〜☆
コルト 2006/12/3 (Sun.) 22:07:08
これはまた美術的な絵ですね!池本さん初期のイラストでしょうか。青ざめた色合いがいかにもお子様ランチらしい(笑)こういうサイケな色づかいって好きです。ただ名鑑に使う目的となるとスタンダードな色の方がいいかなあ。もし構わなければそちらの方向でお待ちします。
>お知らせ
名鑑が出来たので、こちらの投稿の一部はそちらとオエビログにお引越ししてます。あの情報の濃さは残しておくべきです、うん。連投についてですが、名鑑用投稿も普通のオエビと同じ感覚で考えて頂いて結構ですよ。見てる方も、ひとつひとつじっくり味わいたいと思ってるだろうし、間があれば他の方も絵投稿やコメントしやすくなりますしね^^
で。池本さんの絵を纏めて見たい、という方はル中さんでもよく目にするので、さっきサーチエンジンさんに名鑑の広告出してきました(笑)
>加藤修
私はこの方知らなかったです。強面というのはご本人・それとも役処がでしょうか。私の場合は20代の頃から老け役声専門だったわ・・・(笑)
第6話の本編を見直す時間が今ちょっとないので、続きはまた後で書きますね。
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加藤修
池本 剛 2006/12/3 (Sun.) 23:55:52
> 初期のイラスト
仰る通り多分これ初期の画だろうと思います。初期は結構あれこれ画風を実験してみたり色々と遊んでました。
で。名鑑用として考えると確かにオーソドックスな模写の方がいいんですよね。お子様ランチはメジャーゲスト(?)だから余計に。
しかしこれ、自分としてはかなり完成度高いと思ってて、だから改めて描き直しても上手く行かないだろうと思うんです。どこかしら気に入らない部分があれば改作はアリなんですが、一度納得しちゃったもんは改作しようとしてもあんまり上手く行かないんですよね。此処は上手く描けたけど、此処は前の方が良かったなぁ、とか何とかグジュグジュになっちゃうのがパターン(レッディなんかは特にその悪循環に嵌ってしまってもう収拾つかなくなっちゃいましたし・苦笑)で。だから此処は敬遠させて下さい。
> 加藤修
僕の世代にとっては何と言っても「マジンガーZ」のゴーゴン大公なのです。ガラガラ声の悪役を得意としている役者さんで、「ルパン」でも加藤修が演ったのはーーフゴー、アル・カモネ、アル・カバネ、Dr.フランケンシュタイン十五世、仁駄ェ門、王大全(※この時は加藤治名義)ーーとフゴー以外は悪役まみれ。カモネ、カバネの二人を演じてるルパン版カポネ役者だったりします。
という訳で、お子様ランチの演技ってのは加藤修にとってはかなり異質な役所であり演技であり、だったと言えると思います。
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名鑑
池本 剛 2006/12/4 (Mon.) 03:19:40
立派にコーナー化された名鑑を確認しました。うひょひょひょ。
一個だけ気になるのは…各話別のキャラ解説頁のレイアウト。左側の灰色枠部分があまりにも広いので一考の余地あり、と思いますが…。全体を縦ではなく横で構成したらスッキリするんじゃないかなぁ…と思いますが如何でしょうか。
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ソフトの雛型
コルト 2006/12/4 (Mon.) 23:03:07
>全体を縦ではなく横で構成したらスッキリするんじゃないかなぁ
実はこれ、うちのソフトの「雛型」なんです(^^;
初心者向けのHP作成ソフトは、あらかじめ雛型が出来ていて、それに直接書き込んだり、絵を入れたりするタイプの物なんですよ。基本的な形は自分でデザイン出来ないんです。あれでギリギリ妥協出来た型でした(他は全然駄目) 初心者向けソフトは覚えるのは簡単だけど、融通が利かないのがいつも悩みの種です(アップする絵のピクセル値も決まった数字しか打ち込めないんで、その都度修正に修正を重ねて何とか誤魔化し・・・もとい、オリジナルに近い形にと、試行錯誤してる訳です)
自分でもあのページは書き込みスペースの幅の少なさが気に入らなかったんですが、他の目にも難がありと判ったんで、今度は本来別の用途の型をカスタムしまくって裏技でやってみました。ものすごく時間掛かりました^^;今回の名鑑は話数ごとに全部一枚ずつページをつくってる為、これ以上凝ると更に作業が大変になるので今のとこ、この段階で妥協してます。でも「ここの表示が見にくい」とか具体的な意見は参考になるのでありがたいです。
>加藤修
マジンガーZ大好き!私がルパンに転ぶ前はこれが私の最高峰でした。でも子供の頃は声優さんの名前って覚えなかったです。「これはあのキャラと同じ声の人」とか、そんなのばっかり(笑) アル・カバネでしたか。「カバネってバカね♪」という山田さんのアドリブが最高だったなあ。ちょっと聴き比べてみよう。
名鑑作りも、とりあえず入れ物が出来て気持ち的に一息つくことが出来ました^^今後は発砲酒さんや石川さんの美術館と同じ様に気楽なペースで更新していきたいですね。喜んで頂けたみたいで嬉しいです。
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その他大勢のキャラ
コルト 2006/12/4 (Mon.) 23:13:35
とりあえず「エキストラ」っぽい敵の集団の名鑑記載は控える事にしました。絵はいいんですがコメントとなると、どの敵も似たようなスタンスで、改めて書く事がないのに今頃気づいたのです(爆)そういうわけで、第3話のスターンの部下達絵のリクは、取り下げということですみませんです。
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レイアウト
池本 剛 2006/12/5 (Tue.) 05:32:04
なるほど…ソフトの問題だったんですか。修正にかなり手こずったとの事ですが、その甲斐あって断然見易くなったと思います。お疲れ様でゴンス。
> 改めて書く事がない
実際、敵集団は無個性ですからパスするのが得策でしょうね。
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名鑑用コメント
コルト 2006/12/15 (Fri.) 07:55:23
●雨の日にルパンを車で迎えに来た不二子の部下。「お子様ランチ」は通称名である。性格は勤勉で礼儀正しく、ルパンの送り迎えから銃による脅し、変装による敵陣侵入までそつなく、あらゆる命令をこなしていく。便利にこき使われてるだけという感じもするが。
●「お子様ランチ」という通称は案外ボスである不二子が「坊や」代わりにからかい半分でつけたものかもしれない。こけた頬、分厚そうな眼鏡といった風貌も含めて、どこか彼は昔懐かしい「優等生のガリ勉キャラ」を彷彿させる。
彼とルパン達とのやりとりで目を引くのは、お子様ランチに対する次元の皮肉である。「お子様ランチ。なるほど不味い面だ」「ルノーか。お子様ランチにゃお似合いだな」お子様ランチのお行儀よく優等生然とした佇まいそのものが、子供っぽくみえて鼻についたのだろうか。(これはまた「良い子の子供向き番組」に対するスタッフの気持ちを代弁してるのかもしれない)
一方でお子様ランチの方も次元が自分にかけた言葉に、少なからず自尊心が傷つき反発心を持ったというのは自然な事にも思える。それを感じさせるのが次元に変装した時の彼の異様な態度のでかさである。普段の彼とは全く逆で、二重人格さながらにルパンに「茶々を入れ」「仕切り」「命令」する。まるで次元の姿を借りて、己の鬱積した夢を発散しているかのようにも見える。多分に純な想いを寄せていたであろう不二子に、いつでも坊や扱いされ、大人の男としてみてもらえない。「これでも結構使えるって事は忘れてもらっちゃ困るな」というのは、実は彼自身が言いたかった事だったのではないか。見るからに暗黒街とは似つかわしくない彼が何故裏の世界に入ったのかを考えると、彼はずっと「悪い子に憧れていた子供」だったのかもしれない。しかし未だ「大人になり切れない」彼は、大人(次元)の姿を纏った時「お子様でないところを見せよう」とつい青臭くいきがりすぎて、掘らなくてもいい墓穴を掘ってしまうのである。マスク付きで変装してても眼鏡は取らないのが、かなりなインパクト。
●豆知識
お子様ランチの乗る車はフランスのルノー車1954年〜61年モデル。小型で小回りが利き、走行時の安定性に定評があった。ルノーは1953年〜63年まではノックダウン方式により、日本では日野ヂーゼル工業が生産している。こちらはタクシーとしても多く利用されたらしい。「小柄でちょこちょこと機敏に動き回り、不二子の部下を忠実に努め、ルパンをタクシー運転手さながらに迎えて送り届ける」お子様ランチは、次元の言うとおりルノーのキャラクターに相応しい様子だ。この車のドアは前のほうから開く独特な形で、おそらくそれを見せたいが為のドアを開ける演出シーンがある。
一般の「お子様ランチ」のルーツは1930年、三越日本橋本店の食堂部主任・安藤太郎が考えた「御子様洋食(『定食』の説もあり)」。当時の値段は30銭。食器メーカーが持ち込んだ絵柄入りの皿を見て、安藤が子供向きのメニューを思いついたというのが始まりらしい。翌年には松坂屋の上野店食堂にも同様のメニューが登場し、これに「お子さまランチ」という名がついたとされる。
殆ど自己妄想の解説になってしまったわ(笑)この話、見直してみると粗が目立ちますね。作画の崩れもそうですが色の塗り間違いや、かまいたちの登場シーンで背景が急に変わったり、脚本的に「それは不味いだろう」というミスが多くて、むしろ実写の方が重たい雰囲気が出て面白かったかも、と思いつつ見てました。しかしこれ、コメントひとつ考えるのにも結構時間掛かるなあ。長距離ランナーになった気分(笑)次は「マンダラの辰」でお願いします^^
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実写でやるなら風間杜夫希望
池本 剛 2006/12/17 (Sun.) 17:45:51
>殆ど自己妄想の解説
いや、変装時のお子様ランチの心理に対する深読みはかなり面白いと思いました。
「むしろ実写の方が」って指摘にも賛成です。あまりアニメ向きの題材じゃないと言うか、アニメとしての面白さに昇華出来てない感じで。実写と言えば…「探偵物語」第4話「暴力組織」に出てきた風間杜夫が丁度このお子様ランチのようなお坊ちゃんっぽいキャラクターだったので、いつも何だかイメージがダブります。
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今気が付いた。
コルト 2006/12/19 (Tue.) 04:46:23
>お子様ランチ
多分これ、単に「子供」を指してるんじゃないわ。デパートでお子様ランチを食べるというのは、昔は育ちのいい金持ちのお坊ちゃんしか出来なかった。このネーミングは「育ちのいい世間知らず」という意味で、裏社会にまみれた次元が反発したのは、この部分だったのだわ。そういう「清らかさ」は次元にとって白々しい、人生の味の無い不味い物ということで、やっぱりこれは子供向きにつくられたお行儀いい作風に対するスタッフの挑発も込められてるんだろうな。
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